2016年4月20日水曜日

熊本では“食料争奪戦” 住民に募る焦りと不満を現地ルポ

「これまでどんなに大きな台風に直撃されても、繁華街の店が休むことはなかったのに、今回は、どこも店を閉めている。歓楽街から人が消えたのを初めて見ました」(熊本市の40代男性)

 今回の大地震について東京のメディアは、震源地である益城町や南阿蘇村の被害を中心に伝えているが、九州で2番目の大きさを誇る歓楽街がある熊本市の被害も想像以上だった。日刊ゲンダイ本紙は「本震」が起きた16日(土)、福岡県から車で現地に向かった――。

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 午後6時半ごろ、多くの犠牲者を出した益城町に着いた。建物はことごとく倒壊。1000人以上の住民が総合体育館に避難していた。大きなトラブルはないそうだが、一日の食料は、炊き出しで配られた塩おにぎり2つだけだという。

 食料の“争奪戦”は熊本市内で起きていた。市内を歩き回ったが、ほとんどの店は電気すらついていない。コンビニも閉まっている。夜9時ごろ、ようやく開いているコンビニを見つけたが、食料と水を求めて20人を超す列ができていた。


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─情報元: 日刊ゲンダイDIGITALサイト様─