ノマドワーカーにとって、もっとも落ち着いて仕事ができる場所と言えばトイレの個室。スマホのおかげでどこでも仕事ができるようにはなりましたが、「このメールは文面をよく考えて返信したい」「これから行く場所についてじっくり調べたい」といった時など、都会の喧噪から隔離されたトイレ個室にこもり、心静かに仕事をやっつけたくなる時があります。また、デスクワークのビジネスマンにとって会社のトイレ個室というのは、もっとも手軽に行えるノマドワーキングの場とも言えましょう。まあ、サボってるだけなんですけど、トイレの個室にこもってスマホをイジイジしている方は大勢いらっしゃると見受けられます。
そもそもスマホはどれだけ汚れているのか?公衆衛生学を研究する和歌山県立医科大学 保健看護学部の森岡郁晴教授にうかがいました。
「iPhoneやiPadなどのタッチスクリーン端末が普及し、生活が便利になったビジネスパーソンは多いと思います。しかし、その一方で、細菌やウイルスが付着した物を触った手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)の危険性が高いことが明らかになりました。タッチスクリーンを介して病原菌に感染する危険性が高いという研究結果では、ガラス面のウイルスを指で触ることにより、なんと23%のウイルスが指先にうつるそうです(※1)。
この研究を実施したJulian氏は、携帯をはじめとするモバイルツールは不潔であり、『自分のデバイスを他人に使わせるのは、ウイルスをシェアしているのと同じ。触れたユーザーとウイルスを共有することになる。』と警告しています(※2)。ですので、写真などを見せる時は、なるべく自分のタッチスクリーン端末を他人に触らせない、他人のタッチスクリーン端末も触らないことが大切でしょう」
特に大画面のスマホやタブレットは他人と一緒に画面を見て、時にはタッチさせることもありますから危険ですね。ある意味、画面を見せる相手がいない“ぼっちノマドワーカー”や、重度の潔癖症ビジネスマンの勝利かもしれません。
では、ガラケーと言うか昔ながらの携帯電話は、スマホやタブレットに比べると共有するシーンが少ないから安全なのかも?
「携帯電話については、2011年に英国ロンドン大学の研究グループによる携帯電話と持ち主の手に付着した細菌の調査結果があります(※3)。390台の携帯電話と390人の持ち主の手を調査したところ、携帯電話の92%、持ち主の手の82%で細菌(必ずしも病原性があるとは限らない)が検出されました。中でも、糞便が主な汚染源であり、時に食中毒の集団感染を引き起こす大腸菌は、携帯電話の16%、持ち主の手の16%に検出されたようです。また、昨年には病院に勤務する人や患者、付き添いの携帯電話から、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など複数の病原菌を検出したという報告があります(※4)」
じゃあ、スマホか携帯電話かどっちが安全なんでしょう?
「このような細菌やウイルスの検出率は、おそらくスマホより携帯電話の方が高いと思います。これは、携帯電話のボタン部分が細菌の温床になりやすいからです。同様に、パソコンのキーボードからも、細菌が少なからず検出されます。ただし、検出率はその携帯電話の細菌やウイルスの多さを反映していませんので、感染のしやすさを直接比較できませんので、スマホは検出率が低いから安全と思わないでください」
あらま。ちなみにこれら通信端末はどれくらい汚れているんでしょうか。
「携帯電話は細菌だらけで靴底やトイレの便座より汚いという調査結果が2007年報告され、携帯電話の汚染が有名になりました。英国の消費者情報誌『Which?』が、携帯電話30台の細菌数を調べてもらったところ、男性用トイレの水洗レバー(取っ手)より平均で18倍以上(※5)であったそうです。菌の繁殖を防ぐため、抗菌作用のある濡れティッシュで拭いたり、携帯用除菌スプレーを使ったりして、定期的に掃除するなどの対策を呼びかけています」
じゃあ、トイレの個室にこもってスマホをイジイジなんかは…。
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