2011年12月8日木曜日

箱に入らなかったらデザインを変えて


中国ODMビジネスは品質管理が要だから手を抜けない

「トリンケットボックスって知っているか。ある雑貨屋に今いるのだがそこで見つけたんだ。これを景品にして配ったら面白いとひらめいてね。ぜひ見て考えてくれ」

 ある週末、ラスベガスのローカルカジノでマーケティングを担当するバイスプレジデントから弊社のCEOである主人のところに電話がかかってきた。このカジノは弊社の顧客の1つである。なんでも家族と一緒に買い物をしている際、雑貨屋で偶然トリンケットボックスを見かけたという。

 すぐに主人と弊社のCFOを務める私は同じ雑貨屋へトリンケットボックスを見に行った。トリンケットボックスとは金属製の小さな宝石箱だが、実際に宝石を入れるというよりは置物、装飾品である。動物や植物など色々な形のものがあり、真ん中あたりでパカッと開く仕組みになっている。

 雑貨店に陳列してあったトリンケットボックスを手にとってみると、なるほどかわいい。しまうま、トンボ、かば、トカゲ、熊、といった動物が多かった。様々な色、形のものがあり、揃えて飾りたくなる人は多いだろう。

 「やってみよう」とその場でCEOと合意、トリンケットボックスづくりに乗り出した。これが弊社の中国ODM(オリジナル・デザイン・マニファクチャラー)ビジネスのきっかけであった。ここでいう中国ODMビジネスとは、商品自体を我々が独自にデザインし、製造を中国企業に委ねることを指す。

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http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111205/224843/
─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─