背泳ぎの入江陵介選手や寺川綾選手がローマで行われたセッテコリ国際で優勝するなど、ロンドンオリンピックを前にして、日本代表のスイマーたちが調子をあげてきた。
そんなアスリートたちの活躍とともに、私が注目しているのは「水着」だ。
いやらしい意味ではない。4年前の「レーザー・レーサーショック」から各水着メーカーがどれだけの進化を遂げたのか非常に興味があるのだ。
「レーザー・レーサー」とは英・スピード社が開発したポリウレタン製のハイテク水着で、北京五輪では世界の一流スイマーたちがこぞって着用。我らが北島康介選手も着ていた。
覚えている方も多いだろうが、全身タイツみたいなビジュルで、とにかく「締め付け」がハンパではなく、着用するだけでも20分ぐらいかかったらしい。
なんでそんなもんが支持されたかというと、この水着をつけて泳ぐと面白いようにタイムが縮んだからだ。ハンパではない「締め付け」が水中での抵抗を極力おさえるというふれこみで事実、北京五輪では、この水着を着た選手が次々と世界新記録を樹立。終わってみたら25のワールドレコードのうち、23がこの「レーザー・レーサー」を着た選手だったのだ。
いくら「ハイテク」だからってこれはちょっと出過ぎじゃないかと疑惑の目がむけられ、いろいろ調べてみると、「レーザー・レーサー」の素材であるポリウレタンは水を通さないという特質があった。つまり水に浮くのだ。
一流スイマーに浮力。これはドーピングみたいなものだろ、というわけで国際水泳連盟(FINA)が次シーズンより使用を制限すると発表したのだ。
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─情報元:Business Media 誠サイト様─