こうしたオービッツの取り組みはまだ始まったばかりの段階だが、ネット利用者のオンライン上の行動追跡を通じて、今や一見取るに足らない情報(今回の場合はマックを利用してオービッツのサイトを閲覧しているという情報)までもが、利用者の嗜好(しこう)や消費習慣の推測に利用される可能性があるということを示すものだ。
オービッツの経営幹部は、マックとウィンドウズユーザーで表示するホテルの選択肢を変える実験を行っていることは認めたが、ユーザーによって同じ部屋の料金表示を変えるようなことはしていないと述べた。さらに、ユーザーは自分で検索結果を料金順に並べ替えることも可能だと指摘した。
オービッツが発見したところによると、マックユーザーはウィンドウズユーザーと比較してホテル1泊に平均20~30ドル多く費やしており、オービッツの1泊の平均予約料金は100ドル前後であることを考えると非常に大きな差だ、と同社研究者は話す。さらに、マックユーザーが四つ星または五つ星のホテルを予約する確率はウィンドウズユーザーよりも40%高く、同じホテルを予約してもマックユーザーの方がより料金の高い部屋に宿泊する傾向があるという。
「以前から何となくそうではないかと思っていたが、データによる裏付けを取ることができた」と、オービッツのロジャー・リュー最高技術責任者(CTO)は話す。
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