2012年6月22日金曜日

LANだけで動作するコンピュータ 電源不要のオールインワン型【デジ通】


デスクトップ型のコンピューターを使う場合、従来は電源が必須であった。もちろんビジネスユースであればネットワークに接続することも必須なのでLANケーブルもしくは無線LAN環境も必要だ。電源とネットワークの両方を一本のLANケーブルでまかなえてしまうという驚きのオールインワンPC「HP t410 All-in-One Smart Zero Client」を日本HPが発表した。

このPC、電源はLANケーブルで電源を供給できるPower over Ethernet(PoE)を利用する。一般的に、デスクトップ型のパソコンおよび液晶モニターは消費電力も高い。この本体自体はシンクライアントで消費電力が低く、液晶パネルにも3Mのフィルタを使用するなど、低消費電力でも使い勝手に影響がないようになっている。最近は各種クラウドサービスが普及しつつあるが、シンクライアントは、データだけでなく、OSやアプリもサーバーから読み込む仕組みだ。そのため、シンクライアントの本体にパフォーマンスはほとんど必要ない。


■イーサーネットから電源を供給できるデスクトップ型コンピューター
PoEは規格上12.95Wの電力を供給できるIEEE802.af(Type 1)と、25.5Wを供給できるIEEE802.3af(PoE+/Type 2)があるが、この製品はより一般的な12.95WのType 1で動作する。このため、パソコンに使われるインテルのCoreなどではなく、スマートフォンと同等のARMベースのプロセッサを搭載している。

デスクトップパソコン用の液晶モニターは、明るさなどの関係から消費電力は比較的高めだ。液晶モニターも低消費電力仕様になっている。こちらには、バックライトの光を有効活用する3MのDBEFというフィルムを使用しているため、明るさや視野角なども、一般的なデスクトップパソコン用液晶モニターと同等になっている。消費電力は一般的なデスクトップパソコンと、液晶パネルの最大消費電力時の比較で、1/20となっている。

PoEで電源を供給できるので、スイッチングハブ1つからそれに接続されたクライアントへ電源を供給できる。電源工事などの負担はもちろん、デスク周りの電源コードの数も減らすことができる。

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─情報元:ガジェット通信サイト様─