2012年8月28日火曜日

疲れ目や睡眠障害に影響大!のブルーライト


そもそもブルーライトって何? こんな基本的かつ素朴なギモンに答えてくれたのは、南青山アイクリニックの副院長で眼科専門医の井出武先生。
「ブルーライトとは、目の網膜まで届く波長380~495nmの青色光のこと。それより波長が短いと紫外線となり、人間の目には見えません。波長が短いほどエネルギーが高いので、可視光線の中では最も強いエネルギーを持つ光ということになりますね」

なんでも、最近急増したLED液晶は、従来のブラウン管テレビに比べて、はるかに多くのブルーライトを発しているのだとか。PCモニターはもちろん、スマホやゲーム機など液晶画面の大半にLEDが使われているので、ボクらがブルーライトにさらされる機会が激増していることは確かなようだ。



ところで、目にはどういう影響が?
「青い光は散乱しやすいため、目がピントを合わせる際の負荷が大きい。何も書いてない白い紙にデジカメのピントを合わせようとしても、なかなか合わないでしょう。それと同様、一生懸命ピントを合わせようとする分、目に余計な負荷がかかり、疲れ目になりやすいんです」

IT機器を長時間使用すると、目が重く感じるのは、そういうことも関係していたのか…。

「もちろん、IT作業中は、操作中の姿勢や周囲の明るさなど、それ以外にも目の負担となりやすい要因が多いので、ブルーライトがすべての原因というわけではありません。そもそも青色光は、太陽光にも多く含まれている波長で、体内時計を整える重要な働きもあります。それ自体が直ちに悪影響を与えるものではないんです」
あくまでも浴びる量と時間帯の問題なのだ。

ただし、夜にブルーライトを見続けるのは、あまり望ましくないらしい。杏林大学医学部精神神経科学教室の古賀良彦教授は「夜、ブルーライトを浴び過ぎると、睡眠覚醒リズムに影響を及ぼす可能性がある」と指摘する。
「人間のカラダは、朝、ブルーライトを多く含む太陽光を浴びて覚醒し、活動的になるようプログラムされています。逆に、陽が沈んで暗くなると眠くなる…というのが自然のリズム。ところが夜、寝る直前までPCやスマホを操作していると、至近距離で強い光を浴びるわけですから、脳が覚醒してしまい、眠りの質が低下しがちなんです」

最近どうも寝付きが悪いのは、ベッドにスマホを持ち込んで、深夜までデジタルマンガを読みふけっているせいかも…。現代人は睡眠の悩みを抱える人が多いというが、IT機器の普及によるブルーライトの浴び過ぎも一因かもしれない。

とはいえ、寝る前のスマホタイムは大事なリラックスのひとときだし、そもそも仕事で夜、PCを使うことはやめられない…。ならば、ブルーライトを効率的にカットしてくれる最先端のPC専用メガネ「JINS PC」を取り入れてみては? すでに使用効果も実証されているという。

「就寝前の1時間、スマホを使ってもらい、それが睡眠にどう影響するかを調べたところ、JINS PCをかけていたグループは、裸眼でスマホを操作していたグループより、睡眠の質が向上していました。パソコンメガネには一定の効果があると言えますね」と古賀先生。

日頃から早寝早起きを心がけ、PC作業中は定期的に目を休め、夜遅くまでテレビを観たりゲームをしたり、PC・スマホを操作したりしない。それが理想だと頭ではわかっていても、現実にはなかなか難しいもの。ならばせめて、JINS PCを活用することで、目への負担を減らしたいところ。それがデジタル機器とは切っても切れない、現代人の新常識なのかも!?

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20120823-00025452-r25
─情報元:web R25サイト様─