実は、先日、不動産を購入したという人と話をしていたところ、その方の住宅ローンの金利はなんと0.7%であった。当初3年間固定で、その後は変動金利になるというものであった。当初3年とはいえ、0.7%とは大胆である。
金利が1%下がれば年間で数十万円おトクに
この10年ほどずっと「歴史的低金利」といううたい文句のもと、住宅ローンの金利は低水準で推移してきたが、それでも2%程度はあった。
それが0.7%だ。
金利が1~2%低下、と聞くとあまり大したことなさそうであるが、支払金利の額にしてみると半分や1/3になる。2000万円を2%で借りると年間支払金利は40万円、しかし、0.7%であれば14万円だ。差は26万円、月あたり2万円強もお得なのである。
変動金利だと将来金利が上昇してきたときに心配だという方は固定金利を活用することになるが、そちらも以前に比べると金利はやはり相当程度低下してきている。
住宅ローン残高1000万円、満期10年以上、金利差1%なら借り換え
これほど金利が下がってくると、今住宅ローンを抱えている方々は借り換えたほうがお得な人も少なくない。ただ、借り換えに際しては1つ注意が必要である。それは新たなローンを借りる際は再度事務手数料や登記費用などが発生するということだ。
一般的に借り換えを行ってそれら費用を加味してもお得になる目安は、次の3条件を満たす場合と言われている。
(1)ローン残額が1000万円以上
(2)ローンの満期までが10年以上
(3)今借りているローンと新たに借りるローンの金利差が1%以上
もし残高がもっと多い場合や、満期までの期間が長い場合などは金利差が1%なくとも借り換えたほうがペイする場合もある。
たとえば、住宅保証機構株式会社が運営しているサイト(住宅ローンシミュレーション)では、条件を変えた場合に返済額がいくらになるかや、二つのローンを比較することなどが可能である。
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http://diamond.jp/articles/-/22900
─情報元:ダイヤモンド・オンラインサイト様─