■大人にもあるたくさんの「いじめ」
最近、中学生のいじめによる自殺の問題が話題となり、「いじめ=中学生の問題」という印象が強くなっていると思います。しかし、実際にはいじめはどの年齢でも起こっています。子どもたちを育てる立場である大人の世界にも、さまざまないじめがあり、死にたい気持ちになるほど追い込まれる人も後を絶たないのです。
大人のいじめは、一般的にハラスメント(いやがらせ)と呼ばれるもののなかによく見られます。「いじめ」という観点から3つのハラスメントを紹介したいと思います。
■その1:モラル・ハラスメント
言葉や態度によって人を傷つける嫌がらせ(いじめ)のことを、モラル・ハラスメント(モラハラ)といいます。モラハラは、一見いじめとはわからないような巧妙なやり方で人を傷つけるいじめです。
誰かに目立ったことをやらせて、失敗すると嘲笑したり、発言のたびに揚げ足を取ったり、欠点を人前であげつらって、恥をかかさせたり。ある人だけ誘わなかったり、話しかけても聞こえないふりをして無視したり……。
このように、一見すると加害者が特定できない手法で人を傷つける、加害者側が迷惑を被っていると思わせるようないじめ方をする、これがよく知られるモラハラの手口です。『忠臣蔵』の浅野内匠頭をいじめた吉良上野介の手法、と言えばピンとくる方も多いでしょう。
モラハラの目的は、被害者の自尊心をくじくことです。たとえるなら、「ジャイアン」のようにわかりやすく相手を威圧するのではなく、「スネ夫」のようにずるく巧妙に相手をおとしめるやり方です。こういういじめ方をされると、被害者は「私には能力がないんだ」「私がいるから周りに迷惑をかける」というように、自分に非があると思いこんでしまいます。
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http://news.livedoor.com/article/detail/6903150/
─情報元:All Aboutサイト様─
