iPhone 5に対して、「ジョブズ以後のアップルはイノベーションが足りなくなった」といった感想が当然のように出始めている。これは日本でも、海外でも変わらない。私も12日のキーノートを見たが、あまりの退屈さに途中眠くなった。実際、何度も映像を見ていると、どうにも格好良くない製品の印象がする。
ただ、その状態は、そもそも当たり前の話なのではないかと思えてきた。そろそろ、スマートフォンは、ユーザーニーズを超えたオーバースペック化の時代に入り、成熟が見えてきたと考えられるのだ。
まだまだ現役で使えると思えるiPhone 4
手元に2年使い続けてきたiPhone 4がある。今でも、とても気に入っている。美しい製品だと思う。毎日欠かさず何かの作業を行うために使ってきた。それで、iPhone 5を購入することを検討する上で、今この瞬間に、自分が使い続ける上で困ったことがあるだろうかと考えたら、何もないことに気がついた。電話、音楽、ブラウジング、動画視聴、メモ入力、ゲーム等々……様々なアプリをダウンロードし、よかったものが選別されて残っている。それで、結局、何も困っていない。あえてあげるならば、2年間使い続けたことによるバッテリーがへたってきている点だろう。ただ、バッテリーは秋葉原なりの修理屋に持ち込めば、5000円程度で交換できる。
私にとって、ゲームができなくなるのは深刻な問題だが、大半のゲームは、現時点ではiPhone 4を基準に置いているため困らない。iPhone 4の販売台数は全世界で約1億台と多いため、簡単にサポートをやめるゲーム会社は限られるだろう。
ただ、今後、このiPhone 4を、iOS6にアップグレードをするつもりはない。OSは重くなり、もっさりする反応に変わる事はわかっているからだ。そのため、現状のOS5.1.1のまま凍結することになるだろう。08年のiPhone3Gの時代は、OSをアップデートしたら、動くといったレベルのものではないスローモーな動きになった。ブラウザを開くだけでも泣きたくなるほど遅く、少しでも早くiPhone4に切り替えることは切実な課題だった。だが、今はそういう状態ではない。
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