2013年2月7日木曜日

スマホの盗難・紛失対策、“まさかの落とし穴”に注意


 写真やメールなどプライベートな情報が詰まったスマホは、落としてしまった際のリスクが甚大だ。不正なアプリやウェブサイトの脅威からだけでなく、端末そのものを守る必要もある。

 まず基本となるのが端末ロック。数字によるパスコードや指でなぞるパターンなどで端末をロックすれば、安全性はグッと上がる。多くのユーザーが行っている最低限の対策だ。だが気を付けたいのが、人間の心理や端末管理の隙を突いて情報を盗む「ソーシャルハッキング」。シンプルなロックだと簡単に破られる危険性があるのだ。

 例えばパターンロックやパスコードロックは「画面に残った指の跡を手がかりにロックを解除されてしまう場合がある」(情報処理推進機構)。軌跡をなぞればパターンロックを解除できるし、パスコードでも指の跡でどの数字を使っているか推測できてしまう。
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 また、iOSは、音声認識アシスタントの「Siri」に要注意。実は初期設定ではロック中でもSiriを使える。つまり、iPhoneのホームボタンを他人が長押ししてSiriを起動し、「私は誰?」や「○○さんの住所」と問いかけると、持ち主の信頼を裏切って該当する個人情報を答えてしまう。設定の「一般」にある「パスコードロック」からロック中のSiriの動作をオフにしておくべきだ。

 端末だけでなくアプリのロックも重要。スマホのメールやSNSは常にログインしたままで使っている人が多い。端末ロックが破られると、それらのサービスを乗っ取ることが可能になってしまうのだ。

 アンドロイド用のセキュリティアプリには、スマホ内にあるアプリをロックできるものもある。連絡帳やスケジュールのロックも可能だ。iOSはアプリをロックすることができないので、端末ロックの強固さが重要になる。

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─情報元:日経トレンディネットサイト様─