“嘘ニュース”やパロディ記事など、実在しないネタを新聞記事スタイルで掲載するサイト「虚構新聞」が、取り扱った記事内容が掲載後に現実のものになってしまったとして、謝罪文を掲載した。
件の記事とは、同サイトが18日に掲載した「体罰被害申告サイト『体罰.in』公開 匿名でも通報可能」と題したもの。この記事は、学校内における体罰被害を申告・通報できる体罰被害申告サイトとして「体罰.in」なるサイトが公開された、という“ネタ”を展開。その架空のサイトのスクリーンショットを掲載するとともに、サービスの特徴や仕様を紹介していた。
もちろんこのサイトはおよび記事は“嘘”なのだが、なんとこのサイトが掲載後に制作されたことで“現実”のものになってしまったという。制作したのは犯行予告の収集・通報サイト「予告in」の運営者で字幕in株式会社代表取締役社長の矢野さとる氏。現実となった「体罰.in」のトップページには、「インスパイア元」として虚構新聞の同記事のリンクが貼られており、記事がきっかけとなって制作されたようだ。
こうした不測の事態に、虚構新聞は「『ありそうでありえない』の報道姿勢を貫くべき本紙が、今回『結果的に』ではありますが、誤報を配信してしまったことで、多くの読者やその他関係者にご迷惑をおかけしたことを、まずお詫び申し上げます」と、同新聞社社主・UK氏の名前で謝罪文を掲載。「『虚構新聞』を名乗っているにもかかわらず、現実味のありすぎる報道に偏ってしまった部分にも反省すべき点があった」として、「今後はこのように記事が現実のものとならないよう、記事のチェック体制を強化するなど、いっそうの注意を払っていく所存です」とコメントしている。
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─情報元:RBB TODAYサイト様─