2013年3月8日金曜日

【日本スゲー】GPSやWi-Fiも搭載! 富士通が開発した高齢者用「次世代つえ」が海外で話題に


富士通が開発し、バルセロナのイベントで発表された高齢者向け「次世代つえ」が海外で話題になっている。

この「次世代つえ」は持ち手の部分がLEDディスプレイとなっており、目的地までの方向を示してくれるほか、遠隔地のPCから家族やヘルパーが使用者の居場所を確認したり、心拍数などの情報をチェックすることができるのだ。

「The Next Generation Cane(次世代つえ)」の試作品は、先日スペインのバルセロナで開催された「Mobile World Congress」というイベントで発表された。最新の技術が搭載されたこの製品は、これまでの「つえ」の常識を超えたガジェットだ。

ゴルフクラブを逆さまにしたような見た目のこのつえ。まず何がすごいかというと、持ち手の部分がLEDディスプレイとなっており、GPSや3G、WiFiなど複数の通信技術を通して、事前に登録された目的地までの方向が表示されるようになっている。曲がるべきところでは、つえが振動し、曲がる方向を示す大きな矢印がディスプレイに表示されるのだ。

それだけでなく、遠隔地にいる家族やヘルパーなど第三者は、つえの使用者の居場所や、ハンドルのセンサーを通じて測定された心拍数などの情報をPCから見ることができるそうだ。また、使用者が転倒するなど、何か問題が起きたときには、つえが自動的にアラートを発し、助けを求めることができるとのこと。

このつえがあれば、健康に不安を抱える高齢者だけでなく、身体に障害を抱える人も安心して外出できるのではないだろうか。なにより、家族やヘルパーも使用者の状況を確認できるというのはさらに安心度が増す。

この「次世代つえ」に対しては、海外ユーザーからも「素晴らしいアイデア!」と評価する声が多く上がっている。販売時期はまだ未定とのことだが、海外メディアからも多くの注目を集めていることもあり、市場に登場する日は遠くないのではないかとの期待が高まっている。

日本が生み出したこの「次世代つえ」、日本だけでなく高齢化社会の問題に直面している欧米諸国でもヒットする可能性を多いに秘めているのではないだろうか?

http://rocketnews24.com/2013/03/06/300567/
─情報元:ロケットニュース24サイト様─