2013年4月4日木曜日

広告が入ったために、100円で売られているまくらカバーがある



「人生の3分の1は睡眠」と言われているが、確かにそうだ。人間の三大欲求は「食欲・睡眠欲・性欲」だけども、「食欲」と「性欲」にそこまで長い時間はかけないもの。深く長い時間を要したいのは、やはり睡眠。ガッツリ、グッスリ、いただきたいです。

そして、そのお供となるのは「ふとん」と「まくら」。人生の中で、かなりの時間を共有する“同志”でもある。
ということは、否が応でも視界に入ってくるというわけで。これを、利用しない手はないか……?

そんなこんなで、面白いサービスが起ち上がった模様。「まくら株式会社」(千葉県柏市)は、人に一番近い広告メディア「まくら広告」の売り出しを開始し、広告事業に参入しました!


では、詳細について。同サービスによって販売されるまくらカバー、価格が異様に安いのです。その代わりと言ってはなんですが、カバーの表面には広告がプリントされている。
「お客様からお電話をいただく際、『枕に付いているタグを見て電話しました』とお答えになる方が多いことがわかりました」(同社・担当者)
あんなに小さなタグなのに、意外なほどに宣伝効果があった! しかも「枕を購入しよう」と思い立つ人の多くは、今使っている枕を見て情報を収集している。
「『顔に一番近いところに広告がある』と、そこで気付きました。ならば“まくら”すべてを広告媒体と位置付け、広告を入れればとても高い宣伝効果があるのでは……と考えたのです」(担当者)
広告収入があるからこそ、安価にできる。同サービスでは、1枚2,000円相当のまくらを何と100円(送料込み)で販売しているらしい。

では、その製造法(広告の入れ方)について。メッシュ素材の生地に低コストでプリントする技術を、同社と印刷工場により共同開発したという。
「プリントできる生地は限定されるのですが、それでいて寝心地の良さも兼ね備えたものがなかなかありませんでした」(担当者)
プリントを重視すると汗を吸収せず、しかもツルツル。肌触りと寝心地が悪くなってしまう。逆に寝心地を重視するとプリントがスレてしまって、綺麗に画像を写し込むことができない。
「この両方をクリアすることができたのが、今回の成果でした」(担当者)
プリント品質は写真でも耐えられるレベルであり、寝心地も重視している。メッシュ状の生地で伸び縮みもするし、汗の吸収が良い吸水速乾生地が採用されている。

そんな「まくら広告」を利用したいと思った企業さん、いらっしゃいますか!? では、そっち方面についての情報も。まず、最低製作枚数は50枚。そしてまくらカバー(プリント代込み)の価格は10万円(税別)~。要するに、1枚につき2,000円の広告費が必要となります。
「メンズファッションのお店やピーナッツを販売するチェーン店、バスグッズを販売する会社さまなどから、今までにご注文をいただきました」(担当者)

同社の「まくら広告」入りのまくらカバーを購入したい場合は、ウェブショップ「枕と眠りのおやすみショップ! 楽天市場店」をチェック。
購入者からは「話のネタくらいにしか思っていませんでしたが、クオリティが高い。予想外でした」、「生地は肌触りよく 縫製もきっちりでした」、「デザインもセンスがよく、おしゃれでした」といった声が、今までに寄せられております。どうやら、きっちり広告の役割を果たしているみたいだな……。

そういえば以前、広告入りのパンツ「フリパン」なるサービスをコネタで紹介したことがあったっけ。なるほど、確かに身近な場所に表示される広告って有効かもしれない。だって、どうしたって視界に入るから。
企業も、そしてユーザーも、誰も得しかしない試みじゃないですか!

http://news.livedoor.com/article/detail/7555427/
─情報元:Excite Bit コネタサイト様─