アラフォーサラリーマンの後輩不足が深刻な社会問題となりつつある。35歳過ぎてもコピーやお茶出し、上司のお世話…。雑用に追われ、仕事のスキルが身につかず、転職もままならない職場の実情を紹介する。
◆雑務+同僚のマネジメントで、業量はパンパンに膨れ上がる
●高橋守男さん(仮名)44歳
建設関連事務
月間労働時間:260時間
年収:500万円
部署の平均年齢:50歳
中堅ゼネコンの系列会社である住宅設備会社に勤める高橋さん。中途採用で全9人の今の部署にやって来たが、自分以外の正社員がすべて役付きという異様な状況。
「1人が異動してもすぐに親会社から天下ってくるので、いつまでたっても私が一番下。書類運びや契約書の清書から掃除、来客へのお茶出しまで、すべての雑用が回ってきます。歓送迎会で渡すプレゼントや花束を選ぶのも慣れたもので、すっかり幹事慣れしている自分に時々嫌気が差しますね。また、雑用だけならまだいいのですが、年齢的にマネジメントの仕事も求められるのがつらいです」
それに加えて高橋さんの頭を悩ませるのが、定年退職後の再雇用制度で雇われた同僚の契約社員Aさん。同僚とは言うものの、年齢は高橋さんより20歳近くも上だ。
「自分よりひと回り以上ということもあり、基本的に仕事を頼みづらい。会社が自分を簡単に切れないことをわかっているから、とにかくやる気がありません。仕事をやらせようにも手取り足取り教えないといけないので、『だったら自分でやったほうが早い』となる」
雑務に加えて、ダメ同僚のマネジメントでパンパンに膨れ上がった仕事量は一向に減る気配ナシ。雑務とマネジメントの両方を抱えて過労状態になる典型的な例だ。
「あとちょっと我慢すれば課長の肩書がもらえるので、それまでの辛抱と思って必死にしがみついてます。でも、そうなるとAさんが部下になるわけで、ますますやりにくくなるだけかも……」
http://news.livedoor.com/article/detail/7575938/
─情報元:日刊SPA!サイト様─