2013年5月15日水曜日

日本人女性に乳がんが増えている理由って?

明治時代ごろの女性は、生理が一生涯で50回程度しかなかったそうだ。まさかと思うかもしれないが、詳しい説明を聞けば、なるほど、確かにそうかもしれないと思う。

「15・16歳で初潮がきて、18・19歳でお嫁にいって、20歳前に子どもを産み始めて、平均寿命は46歳くらい。粉ミルクがないから、1回出産すると1年半くらい授乳をしている。そのあいだは無月経で、月経が戻ったらすぐにまた次の子を妊娠する。一生涯に7~8回出産する。妊娠はもっとしていたらしいですね」


そう教えてくれたのは、湘南記念病院かまくら乳がんセンターの土井卓子センター長。もちろん、実際の出産回数や初潮年齢には個人差があるし、平均寿命が低いのは乳幼児の死亡率が高かったせいもあるが、50回というのもありえない数字ではない。

先日、株式会社カミツレ研究所がメディアセミナーを開催。土井先生が乳がん治療の現状を説明してくれたのだが、冒頭の生理の話もその中で出た。

乳がんの現状は、なかなかシビアだ。現在、日本では年間約6万人が罹患しており、日本人女性は生涯で15人に1人が乳がんにかかっている。また、乳がん生涯死亡確率は1.8%で、年間1万3,000人近くが命を落としている。7.9人に1人が乳がんにかかる欧米に比べればまだ少ないが、1999年に厚労省が立てた予想より、増え方は非常に速い。
原因は何か? 大きく2つ考えられる。1つは食生活の変化、そしてもう1つは生活様式の変化。それによって女性自体が変化しているのだ。

まず、脂肪食や高カロリー食が増えたことで、成長が早期化。初潮が早くなり、身長が早く高くなるようになった。さらに、閉経後、肥満になる人が増えた。生活スタイルも変わり、初産は遅く、出産回数が少ない。最近は11歳くらいに初潮がくる人が多く、一生涯の月経数は550回ほどにもなるという。

このほか、長期にわたる不規則な生活も原因になる。実際、キャビンアテンダントやナースのように昼夜逆転の生活を10年以上繰り返すと、乳がんの比率が1.2倍くらいに増えるといわれているそうだ。

それでは、どうすれば乳がんにかからないか? 
「まず、お酒は控えめに。毎日ビールジョッキ2杯以上、または日本酒2合以上、またはワイングラス2杯以上飲む人はそのアルコール量に比例して乳がんが増えます」
ちなみに、それ未満であればまったく関係しないとのこと。
三十路、独り身、リアル乳ガン闘病記

そして、適度な運動。週に3回以上運動すると乳がん比率が3分の1くらい減る。
「つまり、お酒はほどほどに楽しんで、よく運動して、不規則な生活をしないようにして、閉経したら太らないようにすることですね」
また、ホルモン補充療法はやる前に主治医と相談・検診してからやることも大切だという。

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http://news.livedoor.com/article/detail/7668639/
─情報元:Excite Bit コネタサイト様─