初回視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)、その後も19~20%台をキープし続けるNHK朝ドラ『あまちゃん』。脇を固める宮本信子、吹越満ら中堅俳優への評価が高まっている中、やはりヒロイン役に抜擢された能年玲奈の存在がとりわけ大きいだろう。
「能年の所属事務所はバーニングプロダクション傘下の大手プロダクションだけに、オーディションもなく突然主演に抜擢され、他事務所の人間は皆ため息をついていました。同事務所が朝ドラのキャスティングに大きな影響力を持っているのはよく知られていますが、前回の夏菜から、二期続けてですからね」(芸能プロ関係者)
しかしふたを開けてみれば、視聴率は好調で、能年への評価も高まっている。特定タレントの“ゴリ押し”に敏感な世の中ではあるものの、能年については制作者や現場からのラブコールが絶えない。
「彼女は周囲にまったく溶け込まないというか、完全に自分の世界を作り出すタイプの女優です。しかし売れるタレントというのは、実はそういうタイプの子が多く、言われたことをちゃんとこなす若手は、現場では面白がられない。大竹しのぶや桃井かおりのような、『仕事以外では、あまり関わりたくないタイプ』の方がウケがいいんです(笑)。彼女たちの共通点は、仕事ではなくプライベートでも、世間をあっと言わせるような事件を巻き起こしていること。彼女にも、そういった飛翔を期待しています」(同)
そんな能年だが、芸能界デビューとなった読者モデル時代から、すでにその片鱗を見せていたという。
「彼女はローティーン向けファッション誌『ニコラ』(新潮社)のモデル時代から、ほかのタレントやモデルとは一線を画していました。カメラマンの要求にも満足に応えられず、返事や話す内容もまったく要領を得ない。現場では『頭が悪すぎる』『もうあの子はクビにしよう』と、ずっと言われていました。しかし『ニコラ』をジュニアファッション誌売り上げトップに育て上げた敏腕女性編集長の『彼女は、きっとものになる』という鶴の一声で、なんとかモデルを続けられていたんです」(出版関係者)
そして全国区のタレントに成長した能年の実力は、朝ドラの結果が示している。現在は役者業中心の彼女だが、近い将来にも、先人たちのようにプライベートに注目される日が訪れることだろう。
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─情報元:サイゾーウーマンサイト様─