2013年9月3日火曜日

「1億円を稼ぐことは突飛な話ではない」マネーのプロが教える手堅い運用術

ジャンル問わず、1億円以上の大金を稼いだ人の共通点は「期待値がプラスの行動を長期間継続し、利益の再投資を繰り返す」ということ。達成者、そしてその途上にある人の声を聞き、自分なりの1億円稼ぐ法則を見つけようではないか。

◆手堅い方法でも資金力に合わせた運用術で、1億円は誰でも達成できる!

「資金に合わせた資産運用を進めれば、1億円は突飛な額ではありません。ただし、『資産運用でお金を増やすには元手が必要』という大原則を胸に刻んでください」

 年収400万円から資産1億円を目指せるか? という質問に、笑顔でそう答えてくれたのは資産デザイン研究所代表の内藤忍氏。資産設計のプロは、“億り人”への軌跡を2段ロケット式で描けとアドバイスする。

「1段目のロケットとなる種銭の目標額は1000万円。年収400万円でも頑張って月10万円は積み立てたい。最悪なのは途中で我慢できず、貯めた100万円、200万円でFXなどの投機的な投資に走るパターンです」

 1000万円達成まではコツコツと。しかし、金利0.02%の普通預金ではあまりに遠回りだ。

「お勧めは積み立て投資ができ、低リスクで運用コストも安いインデックスファンド。下記表のポートフォリオのようにバランス良く分散すれば、利回り5%を狙えます」

 ムダな出費を省いて月1万円の貯金と10万円を分散投資。6年間続ければ、複利運用で1000万円達成は不可能ではない。

◆海外不動産とワインで資産増を加速せよ!

「1000万円から1億円を目指す2段目のロケットとなるのが、海外不動産投資。そのメリットは、日本よりも投資金額を小さくでき、高利回りで値上がり益や為替差益も狙える点です。外国人が不動産を所有できる国は限られているのですが、人気の香港、シンガポールは価格が高騰していて手を出しづらい。そんななか、僕が推しているのは先進国で唯一、人口が増加中のアメリカです」

 内藤氏も2年前、フロリダに物件を購入。当時は1ドル=83円で、物件価格は9万ドルだった。

「毎月の家賃収入が950ドルで、表面利回りは10%以上。もちろん、円安が進むほどリターンは向上します。物件は豪華なバスルームが2つあるコンドミニアム。共用のプールとジム付きですが、現在の賃借人は年収3万ドルの労働者。アメリカの住環境の良さを物語っていますよね」

 このように種銭1000万円を海外不動産に投資し、その間もインデックスファンドへの投資は続行。一軒成功したら次なるロケットを準備し、高利回りを狙うことが重要だ。

「私は投資先として、ワインファンドでも運用しています。金や小麦のようなコモディティですが、高級ワインには他の商品と異なる2つの特性があります」

 例えば、ある年のシャトー・マルゴーの生産量が2万本なら、その後は消費されて減り続けるだけ。しかし、飲みたい人は途切れない。

「つまり、需給の関係で価格の決まるコモディティの中で、常に供給が減少し、かつ品物が熟成する。この2つの特性を生かしたワインファンドは、過去の実績を見る限り、8~10%の利回りが期待できます。最終的なイメージとしては1000万円のロケットを4本作り、それぞれを利回り10%で動かす状態ですね」

 3本目のロケットを放つ頃には、1億円が間近となっているはずだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/8023609/
─情報元:日刊SPA!サイト様─