2013年12月25日水曜日

レトルト食品が保存料を使わずに長期保存ができる理由


家にあったレトルトカレーのパッケージを確認してみると保存料は使用しておらず、賞味期限は約2年後となっていた。なぜ保存料を使用していないのに常温で長期保存ができるのだろうか?

レトルト食品の袋
「レトルト」というのは蒸留をする際に使用するガラス器具のことで、「レトルト食品」は「加圧加熱殺菌した食品」という意味。また、レトルト食品が入っている袋のことを「パウチ」といい、内側にはポリプロピレン、外側にはポリエステルやアルミ箔など複数の素材を重ねたフィルムでできている。この袋は微生物や水、空気、光を遮断することができるため、食品の腐敗を抑制している。

加熱による殺菌
レトルト食品はこのパウチに食品を入れ密閉し、120℃の高温で4分間加熱(またはそれと同等の熱がかかる状態に加圧加熱)し殺菌する。何故120℃かというと、水の沸点である100℃でも死なない耐熱性の細菌(食中毒を起こすボツリヌス菌)がいるからだ。

このようにレトルト食品は外的要因を遮断できる「袋」と、耐熱性の細菌を殺す「殺菌」により長期保存ができる。

http://zatsuneta.com/archives/000025.html
─情報元:雑学ネタ帳サイト様─