今や全国の子供たちの心をわしづかみにしまくっている『妖怪ウォッチ』。最新作の3DS用ゲーム『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は発売初日から売り切れ店続出。とどまるところを知らない妖怪ブームに、もう大人も知らないでは済まされない! 6歳息子とドップリ妖怪ウォッチにハマった母が、5分でわかる妖怪ウォッチのポイントをお教えします。
■そもそも妖怪ウォッチって何?
タブレットで検索する白いオバケに、アイドル好きなネコの地縛霊、ヒキコモリなコーモリ……。なんともシュールな妖怪たちが登場する『妖怪ウォッチ』は、アニメ放映から半年足らずで、日本の子供たちの間でもっとも人気のあるコンテンツになりました。
東京おもちゃショーでも大盛況 |
↑6月に開催された東京おもちゃショーのブースは、初日から人だかりが! 多くのグッズが展示されていました。 |
主人公の天野ケータはフツーの小学生。ある日、森で古いガチャガチャを見つけ、まわしてみると、そこから白いオバケ……もとい“妖怪執事”を名乗るウィスパーが現われ、妖怪が見えるようになる『妖怪ウォッチ』という腕時計型アイテムをもらいます。そしてケータとウィスパーは、友達になった妖怪たちの力を借りて、妖怪が引き起こす事件を、戦ったり説得したりして、わりと和やかに解決していきます。
今でこそ、テレビなどでも取り上げられ話題になっていますが、2013年に夏に発売された当初は、小さい子供を持つ親やゲーム好きくらいにしか知られていない存在でした。ブレイクのきっかけは2014年1月から始まったテレビ放送です。
ゲームもアニメもマンガも! |
↑『妖怪ウォッチ』のクロスメディア展開。それぞれが影響しあい、いずれも大人気です。 |
『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』で子供たちのハートをつかんでいたレベルファイブは、ゲームやアニメ、マンガなどのメディアミックスで、またたく間に認知度を上げたのです。
■グッズ品薄で加速するブーム
さらに、人気に拍車をかけたのが、主人公のケータが身に着けているアイテムを模したなりきりおもちゃ『DX妖怪ウオッチ』と『妖怪メダル』の存在です。特に、妖怪メダルは1個100円と買いやすく、コレクション要素が高いため、大人気となりました。
ちびっこに大人気のグッズ |
↑なりきりができる『DX妖怪ウォッチ』。この妖怪ウォッチにメダルをセットすると、アニメと同じ音楽が流れ、妖怪の名前を叫びます。 |
当時『妖怪メダル』を探し求めて都内のおもちゃ屋を徘徊した際、お店の人が話していた言葉がこの人気が急成長だったことを物語っています。
「こんなにはやると思わなかったから、妖怪ウォッチはあまり仕入れてなかったんですよね。後悔してますよ」
おもちゃ専門店すら予想外だった妖怪ウォッチのブームは、グッズの品薄によってさらに盛り上がっていきます。
『DX妖怪ウォッチ』や『妖怪メダル』はネットで高額な価格がつき、ますます手に入りにくいアイテムとして話題になっていきました。本来なら3000~4000円で買える『DX妖怪ウォッチ』は特に人気で、オークションでは1万円以上の価格で落札されることも。
過熱していく人気に対して、妖怪ウォッチのおもちゃを販売しているバンダイも対応を始めます。5月に行なわれた『日本おもちゃ大賞2014』審査のデモンストレーションでは、2015年3月までに「1億枚のメダルを生産し、いきわたるようにしたい」と発表しました。それでも、出れば即売り切れのフィーバーぶりです。
1億枚の生産決定! |
↑1億枚とは、日本で1年間に製造される5円玉の数と同じとのこと。 |
■どうして妖怪ウォッチが子供たちにウケてるの?
妖怪ウォッチがここまで人気になった理由としては、いくつもの要素があります。
妖怪ウォッチがここまで人気になった理由としては、いくつもの要素があります。
1.キャラクターやストーリーが身近でおもしろい、妖怪も怖くない!
物語の舞台は学校や公園など現代のリアルな場所。個性がありすぎる妖怪たちと、どこか醒めている現代っ子らしい主人公とのやりとり。そして、これでもかと飛び出すベタベタなギャグや、ボケとツッコミ。妖怪というと『ゲゲゲの鬼太郎』を思い出す人もいるかもしれませんが、大きく違うのは妖怪たちがまったく怖くないこと。みんなどこかユーモラスで、憎めない妖怪ばかりです。
女の子も夢中のかわいい妖怪たち! |
↑妖怪ウォッチは男の子だけでなく女の子にも人気。特に、イメージキャラクター的存在のネコ妖怪・ジバニャンや狛犬妖怪のコマさんは、グッズにもどんどん登場しています。 |
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─情報元:週アスPLUSサイト様─