現役ヤクザが、世間を震撼させた重大犯罪の裏側を解説。凶悪な手口も実は“杜撰”。殺しのプロが見たものとは――
◆ドラム缶詰めで海に捨てるのはド素人
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、大江和子さん(当時66歳)をコンクリート詰めにして貸倉庫に隠し、海に捨てたりするなど、「暴力装置」と言われた李政則容疑者を筆頭に、その残虐性が指摘され「ヤクザの仕事」などと報道された。実際、李容疑者には某広域暴力団の配下にいた過去がある。◆ドラム缶詰めで海に捨てるのはド素人
しかし、実はこの死体遺棄の方法、プロの手口とは言い難い。現役ヤクザB氏が解説する。
「俺らの世界ではドラム缶に詰めることも、海に捨てることもない。あれは素人がやることだよ。肉体が腐敗すると、おのずとガスが発生する。このガスは強力で、コンクリを割って亀裂を入れるほどだ。監察医にはこの亀裂でコンクリのなかに人間がいることがバレてしまう。バレないためには、コンクリに砂利や鉄筋を混ぜるのだけど、李のような半端者はその処理をやってないだろう。民家の床下からも3人の遺体が発見されたけど、アレも同様だよ。素人考えでは穴を掘ってコンクリで埋めればいいと思うんだろうけど、すぐにガスが発生して居場所を知らせてしまうんだよ」
では、ヤクザの世界では実際にどのような方法で死体遺棄をしているのだろうか?
道路に敷くアスファルト合材。これは、砂利とガラとコールタールとを約3000℃の熱処理で混ぜて仕上げるのだが、業者と懇意になって、処理プラントに遺棄する(※イメージ図 http://nikkan-spa.jp/370446/bk1_130122_02)のだという。高温のため、肉から骨まで全部溶けてしまう。
「この方法なら絶対にアシはつかないね。警察も敷き詰めたアスファルトを全部剥がすわけにはいかないだろうし、溶けちゃえばDNA鑑定もクソもないからね。最近では中国人が20万円で請け負ってくれたりする。殺すのは簡単だけど、遺棄にこそに細心の注意を払うのがプロなんだ」(B氏)
プラント処理相場が一体100万円。アスファルト業者にツテが必要だが、さらに手軽な方法もあるという。
「ペットの移動火葬車を使うんだよ。今は、一台150万円くらいで買える。だから40cm間隔で人間の身体を切り刻んで、90分間燃やすと骨までキレイになくなるんだよね」(同)
【B氏】
某広域暴力団、二次団体幹部。ギャング時代に殺しや死体遺棄の依頼を受け持った経験を持つ
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─情報元:日刊SPA!サイト様─