2014年10月7日火曜日

発売停止になったセブンの中華麺 鈴木敏文会長「試食したらおいしくなかった。6千万円の損失だがそれくらい厳しくいかないとね」

コンビニから始まり、スーパー、百貨店、レストラン、さらには銀行、ITサービス……。流通業界の枠を超えて
成長を続ける巨大グループのカリスマ経営者、鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO。
作家の林真理子さんと対談を行い、反対されつづけてきた今までの会社人生を振り返った。

林:会長は毎日会社で試食なさるそうですね。

鈴木:お客さんでも来ない限り、お昼は毎日試食するし、
日曜日も必ず家の近くのセブン-イレブンへ行って商品を買って食べてます。

林:お店に行かれたときには、店員さんに気がついたことをおっしゃったりするんですか。

鈴木:知ってる人がいれば「ご苦労さん」と声はかけるけど、店には言わない。
昔、店で買って食べたら味がよくなかったんで、会社に電話して
「この商品、全国の店で発売停止にしろ」と言ってやめさせたことがあるんだ。

林:まあ、ほんとですか。

鈴木:このあいだも、その日から発売されるという中華麺を食べたら、おいしくない。
すごい数の新商品が出るから、発売前に試食できないものもあるわけです。
それで「これは発売停止だ」と言ったら、「もう店に入れてます。全部廃棄したら6千万の損失です」と言う。
それでも「いいじゃないか。宣伝費には1億、2億を使ってるんだ。おいしくない商品を出したら、
悪い宣伝をしてるのと同じだ。確かに6千万は大きいが、いま発売停止にしたほうが、
結果として安上がりだろう」と言って廃棄させた。それぐらい厳しくいかないとね。

※ 週刊朝日 2014年10月10日号より抜粋
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141007-00000006-sasahi-bus_all

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■そんな事言ったら、全部発売停止になっちゃうと思うけど・・・