今年5月、所属事務所「烏龍舎」からの独立が伝えられていたMr.Childrenだが、その原因は事務所代表でありプロデューサー・小林武史氏の“農業ビジネスへの傾倒”が原因であったと、18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。かねてから一部メディアでは、ミスチルのボーカル・桜井和寿と小林氏の“不仲”の影響による独立説が伝えられていたものだが、やはり真相は小林氏に対して、ミスチル側が見切りをつけた、ということだったようだ。
記事によると、小林氏は19日発売のミスチル新曲「足音~Be Strong」にはノータッチで、また9~10月に行われたファンクラブツアーにも姿を見せていなかったという。2003年に環境プロジェクトへの非営利融資機関「ap bank」を発足して以降、小林氏は農業に傾倒するようになり、飲食業や野菜作りを行うための新会社まで設立。ところが、飲食事業は赤字を出してしまい、その補填を桜井に断りもせず、ミスチルが生み出した収益でまかなっていたという。そしてこの小林氏の行動を桜井が知ることとなり、両者の決別は決定的なものになってしまったのだとか。
「桜井は小林に対して、『あなたはビジネスマンじゃない、ミュージシャンなんだ。早く目を覚ましてほしい』と訴えかけていたそうですが、結局は信頼するスタッフを数名引き連れて、新事務所『エンジン』を設立しました。さらに先日報じられた、小林氏が既婚時から不倫関係だったとされる一青窈との破局についても、同じく小林氏の農業への傾倒が原因だったようです。音楽活動をセーブして農業に没頭する小林に、一青の恋愛感情も冷めてしまったということでは」(芸能プロ関係者)
しかし当然、真相が“ケンカ別れ”だったとなれば、これまで烏龍舎が否定し続けてきた「不仲による独立説」を後押ししてしまうため、表向きには「分社化」という形を採用したという。
「記事では触れられていませんが、同じく烏龍舎所属だったナオト・インティライミも桜井とともに新事務所へ移籍しており、ミスチルと同じく小林氏の現状についていけなくなってしまったようです」(同)
確かに小林氏が「農業ビジネス」に掛ける情熱はすでに音楽以上となっているようで、計5店舗を展開中の自身の飲食店「クルック」、さらには千葉県木更津市に購入した農場にも、何度も視察に訪れて指示を出しているようだ。
「Webニュースサイト『SankeiBiz』に掲載された5月1日配信のインタビューでは、『お金偏重の社会よりも本当の幸せ、豊かさについて僕らが主体的に考えていくことが必要』『社会のあり方に対して人ごとにしてはいけないという思いから、農業法人を立ち上げた』などという発言もあり、農業に対する思いの強さが伝わる内容です。CD不況のこの時代とあって、まったく違ったビジネスに希望を見出すのもある意味致し方ない、というところかもしれませんが、苦楽を共にしたアーティストたちとの音楽活動を、小林が『お金偏重』と捉えているとも取れる。桜井にとっては、かなりショックだったと思いますよ。その不信感が、メディアにまで漏れ出し、度重なる“不仲説”が流れていたのでしょうね」(週刊誌記者)
前出のインタビューでは、「ミュージシャンではあり続ける」と語っている小林氏だけに、環境問題だけでなく、自らを慕ってきたアーティストたちに対する“環境整備”にも、気を遣うべきだったといったところだろうか。
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─情報元:サイゾーウーマンサイト様─