先ごろ、珍しい機能をもった外付けハードディスクケースが発売されて話題となった。製品名は「JIGEN」。一定期間アクセスがないと、中身のデータを消し去ってくれる時限消去機能がウリだ。メーカー側は盗難や置き忘れ時を想定しているようだが、やはり皆さん似たようなことを考えるようで、ネット上では「これで急に死んでも恥ずかしいデータを見られずに済むな」といった“死後”を見据えた反応が数多く見られた。
たしかにパソコンユーザー、とりわけ成人男子にとっては“自分の死後に発見されたら道徳的・社会的にヤバい”データも少なからずあることだろう。フォルダ名を「マクロ経済学」に偽装しただけでは気休め程度にしかならず、中身を開かれてしまえば終わりだ。そこで今回はフリーソフトを使って死後に備える方法を調べてみた。
遺言機能も完備した「死後の世界」
まずはそのものズバリ、「死後の世界」というネーミングのフリーソフトを紹介しよう。
作者はゆき氏。公開時期が古いためWindows98までしか対応していないように見えるが、ユーザーからはWindows7までの動作確認が報告されている。記者もWindows7で検証したところ問題なく動作した。
不慮の死亡時に備えたデータ削除機能には、日付を直接指定する方法と、最終起動から○日経過、という2種類のタイミング指定ができる。普通は自分の死亡日など予測できないから、後者を利用するのが一般的だろうか。ここに削除したいフォルダやファイルを登録しておけば、条件を満たした時にデータを自動削除してくれるわけだ。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/14166
─情報元:ウレぴあ総研サイト様─