2015年7月18日土曜日

いつか起きる核爆発の時のために…核シェルターの値段はいくら?

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核戦争に打ち勝つことなんてできないんだ!
ロシアがこの戦争に勝ったように見えるのは今だけなんだ。正確には奴らは一体何に勝ったんだ?答えてやるよ!
人口と産業の全ての主要地が破壊され、土壌は放射能でダメになり、農産物は取れなくなり全滅する。
ロシアは屍となった国を支配することになるんだ。それを勝利といえるのか?一体何を手に入れられるというのか?

上記の台詞は後ほどご紹介するBBCドキュメンタリータッチのドラマ「スレッド」(1984年制作)のナレーションです。(※前後の流れが分かるよう、一部意訳しています)
冷戦時代の核戦争を扱った内容になっているのですが、上記の台詞の「ロシア」の箇所に別の国の名前、○○電力会社を当てはめると、現代にも通用してしまいそうな台詞になってしまいます。
そう、ある意味「冷戦時代第二章」に入っていると言っていいかもしれない現代。核シェルターは過去の遺物ではなく、もしかしたらまだ大いに必要なのかもしれません。
もしかしたら、避暑地の別荘やキャンプ場のテントを購入するよりも、核シェルターを手に入れる方がずっと重要なのかもしれません。今回はこの核シェルターについてちょっとご紹介をしてみたいと思います。

冷戦が終われども・・・

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昨年、非常に物珍しいものがイギリスのオークションに出品されることになりました。それはスコットランドにある核シェルター施設、別名「旧冷戦センター」です。
かつてイギリス政府が30億ポンド(約53億4250万円)かけて建設し完成させたものなのですが、
  • 冷戦時代が過ぎてもう核戦争の恐怖はなくなり不要となった
  • 30年ほど前の古い核シェルターなので大規模なリノベーションが必要
  • 別の用途目的で使用するには立地条件が不便である
 
とのことで、20万ポンド(約3560万円)という破格の安さで売り出されることになったのです。

オークションに出された核シェルターの元は収容所

この広大な冷戦センターとも呼ぶべき核シェルターは、そもそもは捕虜のための収容所でした。ナチスのルドルフ・ヘス(国家社会主義ドイツ労働者党副総統・ヒトラー内閣無任所大臣)も収容されていたことがあります。
核シェルターとして再建されたものの、完成の2年後、1992年にソ連が崩壊。最悪な事態に陥らず、冷戦時代の象徴のひとつでもあるこの核シェルターは無論、実際に活用されませんでした。
2007年にセンターは防衛庁によって売却に出され、その後様々な経緯があり、昨年の2014年に再びこのセンターはオークションに出され、販売されることになったのです。

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http://money-academy.jp/nuclear-shelter-can-buy-how-much/
─情報元:お金の学校サイト様─