2015年10月20日火曜日

アリさんマークの引越社が「恫喝映像」をネットに流されてしまった理由

アリさんマークの引越社と訴訟中の社員が加入しているプレカリアートユニオンが、ネットにあげた映像が話題になった。引越社の幹部が恫喝しているので、ネット上では「酷い会社だ」などと批判されているが、そもそもなぜこの映像が流れたのか。


 先週、「アリさんマークの引越社」と訴訟中の社員が加入している「プレカリアートユニオン」が、ネットにあげた映像が話題になった。
 「何をぬかしとるんや、コラァ!」
 「ワレェ! 謝ったらなにしてもええんか?」
 ビジネス街ですごむスーツ姿の男性たち。周囲が「そういう言い方はやめたほうがいい」などとなだめるも聞く耳をもたずメンチをきる――。このシーンだけを見ると、Vシネ的ソッチ系の方たちが、一般市民にからんでいるように見えるが、そうではない。
 プレカリアートユニオンとその上部団体である全国ユニオンが、東京・日本橋にある「関東引越社」前で昼休み時に拡声器で街宣活動を行っていたところ、周囲に迷惑だからやめるようにと言いに来た「引越社の幹部」で、そのなかのおひとりが撮影者に足を踏まれたことで激昂(げきこう)されてしまった場面なのだ。
 実際にその場でどういうやりとりがあったのかというのは、双方で主張が食い違うだろうが、ネット上ではすでに「まるでチンピラ」「酷い会社だ」などと厳しく批判されている。アリさんマークの引越社は引越業界の顧客満足度調査でも首位や上位にランクインしているが、今後はブランドイメージの低下は免れないだろう。
 そんなの自業自得じゃないかと思うかもしれないが、今回は引越社側のオウンゴールというよりも、それを誘ったプレカリアートユニオンの「作戦」が見事当たったという印象のほうが強い。
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─情報元:ITmediaサイト様─