新年を迎えて「今年こそは人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、そんな加地氏の初の著書『成功する人の考え方』(ダイヤモンド社より1月16日に発売予定)の内容をベースに、これまでの人生を変えて、成功をたぐり寄せるためのポイントをお伝えしていく。多くの人は成功したいと口では言うが、一体どれだけの人が計画の重要性について気づいているだろうか?
旅行も人生も同じ
成功する人にとって、人生の計画はとても重要である。
この計画の有無によって、成功が決まると言っても過言ではない。
しかし、多くの人は計画を立てない。
僕が子供の頃は、父が旅行の計画を立ててくれた。
「明日は何時の新幹線だから何時には起きるぞ。家は何時に出発して目的地には何時に到着するからね」
父の計画する旅行はいつも完璧だった。
沢山の観光名所を訪ね、現地のおいしい料理も堪能できる計画的な旅行に、僕ら家族はいつも最高に満足した。
何も考えずに行く旅行と、しっかり計画して行く旅行の差は明らかだった。
キミに人生の計画はありますか?
「僕は成功する人になりたいです」と誰もが簡単にいう。
しかし、多くの人は旅行や余暇の計画は立てるのに、人生の計画を真剣には立てない。
僕の師は、多くの弟子たちに「俯瞰逆算」という言葉を何度も教えてくれた。
「俯瞰」とは、全体を高いところから見ることをいう。
「俯瞰」とは、全体を高いところから見ることをいう。
僕らが旅行の計画を全体を通して見るように、自分の人生を上から俯瞰して全体を通して計画することが重要なのだ。
成功する人の共通点
成功する人には、必ず共通点がある。
それは「目的地を明確に決めて、そこから逆算して計画を立てる」ということだ。
ただ、目の前のことを闇雲にやるのではなく、計画をもって取り組む。
人生という限られた時間を意識して作られた計画は、キミを成功へと導く素晴らしい道しるべとなるだろう。
夢と志の違い
成功する人とは、どのような人を言うのだろうか。
ビジネスで成功した人だろうか?それとも地位や名誉を手に入れた人だろうか?
残念だが僕はどちらも違うと思っている。
なぜなら、僕らの命には限りがあり、いつかは死んでしまうからだ。
みずからの命が尽きたとき、何も持って行くことはできない。
僕の師は夢と志の違いをこのように教えてくれた。
「夢は自分の命が終わる時までに達成する目標であり、志は自分の命が尽きた後まで続く目標を言うのだよ。だから夢は語らず、志を語りなさい。」
成功する人は夢を語らず、志を語り、次の世代に素晴らしい世界を与える人たちなのだ。
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─情報元:ダイヤモンド・オンラインサイト様─