2016年3月23日水曜日

2020年、コンビニから「エロ本」「タバコ」が消えてしまうかもしれない

 コンビニは商品やサービスを拡大しながら成長を続けてきた。酒屋から転換した業態なので、最初のころは弁当を売っていなかった。おにぎりやいなり寿司を置くようになり、それが今の弁当に発展したとも言われている。
 お菓子、パン、ビールといった食料品のほかに、石けん、洗剤、シャンプーといった日用品まで並ぶように。このほかにも、コピー機やお歳暮の受付などさまざまなサービスを追加してきた。そんなこなんなで、いまとなっては1店舗で約3000アイテムを扱っている。
 このように書くと「多いなあ」と感じてしまうが、その一方で消えていったモノやサービスもあるのだ。例えばDPE(Development Printing Enlargementの頭文字)。店頭で受け付けていた写真サービスは、コピー機の付属サービスへ変わっていった。
 「写ルンです」で一斉を風靡(ふうび)したレンズ付きフィルムも全盛期は10~20種類置いていたが、今はあっても1~2種類だろう。店によっては品ぞろえを止めているところもある。ファックスもコピー機の付属サービスとして残ってはいるが、風前の灯火だ。
 DPEやファックスなどは、テクノロジーの進化によって消えていった。人々の生活が大きく変化したことで、消えていったモノがある一方で、「売っていてはダメだ」という世論が消したモノもある。代表的なのは、プリペイド式携帯電話。販売期間も短かったので、知らない人も多いかもしれないが、一時期コンビニでプリペイド式携帯電話を売っていたのだ。
 発売当初は「本当に売れるの?」と半信半疑のまま導入したが、すぐに売り上げは伸びた。しかし、このプリペイド式携帯電話、犯罪に使用されることなり、それを売ることは犯罪の片棒を担ぐのではという論調が強まった。そして、プリペイド式携帯電話は需要があったのにもかかわらず、コンビニから消えていったのだ。
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─情報元:ITmediaサイト様─