■理解困難なアメリカの整形手術事情
今、アメリカではリアリティ番組「Botched(つぎはぎの意)」が大人気だ。内容はカリフォルニアの有名美容整形外科医2人のもとを訪れる患者たちのドキュメンタリーであるが、そこにはかつて聞いたことのない想像を絶するような問題を抱えている人々がいる。
ケース1:ラジー
怪物扱いされていたラジー 「Daily Mail」の記事より
ラジ-・ナリンシンさん(48歳)は、米国フロリダ州に住むトランスジェンダーの女性だ。2005年、彼女は「女装した男」ではなく、本当に美しい女性になりたいと思い、シリコンなどを注入して非合法の整形を行う「パンピング(ふくらますの意)・パーティ」に出た。彼女はパーティを取り仕切る医者と出会い、彼がモグリだと知りつつ、不安よりも女性になれる喜びで整形を試みた。
しかしそこで彼女の顔に注入されたのは、シリコンではなくセメント(!)とタイヤのパンクシーリング材(!)であった。そして術後、顔には大きなコブ状のモノが出現し、それはどんどん大きくなった。そしてついにある日、緑と黄色の膿と血の混じったものが突如顔から噴出したと言う。ラジーは人から怪物扱いされながら、10年以上を過ごしてきた。
しかし、ついにリアリティ番組「Botched(つぎはぎの意)」に出演することで、著名美容整形外科医のダブロー医師とナシフ医師に手術を引き受けてもらえることになったのだ。
ニセ医者のモリス 「Daily Mail」の記事より
ラジ-の顔にセメントを注入したニセ医者は、オニール・ロン・モリスというトランスジェンダーの女であった。彼女は非合法の手術を行い、女性の顔に有毒物質の混合物を注入し、病気にさせた罪で告発された。またモリスはそれらの罪に加え、1人の「患者」が手術後に死亡した過失致死の罪にも問われている。
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─情報元:TOCANAサイト様─