2016年12月19日月曜日

ドラマ『逃げ恥』の舞台は横浜! 人気の街に住むときの注意点は?

新垣結衣と星野源が好演し、今、最も話題を集めているドラマといえば、『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜夜10時/TBS系、以下『逃げ恥』)。月刊『Kiss』(講談社)で連載中の海野つなみ氏のマンガをドラマ化したもので、恋愛感情を持たずに、“夫=雇用主、妻=従業員”という契約結婚をしたはずの2人が、徐々に異性として意識しあう……というもの。今回、ドラマの舞台となっているのは横浜市。その魅力を紹介していこう。



■坂のある風景、横浜市営バスなど、横浜らしい風景がたくさん

ドラマ『逃げ恥』は、大学院卒ながらも派遣切りにあった森山みくり(新垣結衣)が、主人公。当初は「独身のプロ」を自称するサラリーマンの津崎平匡(星野源)の家で家事代行をしていたのだったが、ひょんなことから家事労働の対価をもらう「契約結婚」をすることに。一つ屋根の下で暮らしていくうち、お互いに惹かれ合っていくのだが、なかなか進展しない恋愛模様を見ていると、視聴者がムズムズだがキュンとする「ムズキュン」になると話題になっていた。

現在、放映のたびに話題が話題を呼んでいるかたちで、視聴率も上昇中。当然、ネットでも話題になっていて、第6回のキスシーンでは2chが一時ダウンしたことも。ツイッターでも放送の度に、「逃げ恥」や「ガッキー」といった言葉がトレンド入りしている。

「来週 ほんとに待ち遠しい もう火曜日だいすき」

「ムズキュンするのも魅力だけど、かわいさと面白さと愛と優しさが詰まった丁寧なドラマだわー。隅から隅まで配慮が行き届いてる感じ。いろんな意味で寄り添ってて、眼差しが優しい。優しさオブザイヤー。この優しさがすごい2016。」

「平匡、みくりで埋まるTL。しかし、今回の風見は影のMVPだと思いませんか?。狸寝入りをしている平匡に助言したり、通行人から百合ちゃんの涙を隠しつつ、自分も顔をそらしたり。。顔も振る舞いもイケメン。惚れてまうやろー!!」

今回ドラマで2人が暮らしているのは、神奈川県横浜市。坂のある風景や横浜市営バスなど、はまっ子にはおなじみの風景が映しだされていたほか、みなとみらいや桜木町駅なども舞台になっていた。横浜市とタイアップして、「逃げ恥横浜めぐりキャンペーン」として、横浜の主要観光地を紹介したマップを公開している。

「ロケ地ど真ん中でワンセグ視聴して思ったんだが、これ横浜民だとドラマの見え方全然違うんじゃねぇの? 自分の生活圏で物語が展開していて、普段生活してても、みくりや平匡、ゆりちゃんや風見さんたちが突然目の前に現れるんじゃないか、みたいな錯覚に陥れそう。うらやましいわ。」

「10月から横浜市内で貰える“逃げ恥MAP”なんてものがあったとは!! しまった~ もう手遅れ!?」

■横浜市民の約8割が横浜好きと回答! 住まい探しでの注意点は?

古くは『あぶない刑事』、最近では、『逃げ恥』『ラストコップ』など、数々のドラマの舞台にもなっている横浜市。リクルート住まいカンパニーが発表する『住みたい街ランキング』でも毎回上位にランクインしていて、2016年では、目黒や自由が丘、二子玉川などを差し置いて、第3位に輝いている。行政区別に聞いた、住んでみたい街でも横浜市中区が12位に入るなど、「住んでみたい」といわれる人気タウンだ。

ちなみに、「どこに住んでいるの?」と聞かれると、「(神奈川ではなく)横浜」と答えるのは横浜市民あるあるのひとつだが、横浜市民はやっぱり横浜が好きなようで、横浜市が行った『市民意識調査(2015年)』によると、なんと8割近くの人が「横浜に愛着がある」と答えている。具体的にどんなところが好きなのかという質問には、「緑や自然、オープンスペースの豊かさ」や「まちなみなどの景観のよさ」などの項目で満足している割合が高く、多くの人がいわゆる“横浜らしさ”に愛着を感じているようだ。

横浜市政策局によると、市民の愛着を高める施策として、「水・緑といった自然と歴史的建造物が織りなす景観や先進的なまちづくりが横浜の特徴であり、魅力です。今後も“横浜らしさ”を感じられる景観づくりをより一層推進するために、景観ガイドラインを策定しています」と話す。


さらに、横浜フィルムコミッションの活動(ドラマや映画の誘致など)、横浜市内の公園や観光施設など、“横浜ならでは”のスポットで結婚という人生の門出を祝い、横浜を想い出の街にする「横濱ウェディング」という取り組みをしているとか。あわせて、国際芸術祭である「横浜トリエンナーレ」「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA」といったアートイベント、「ラグビーワールドカップ2019(TM)」や「東京2020オリンピック・パラリンピック」などの世界的なスポーツイベントの横浜開催など、文化・スポーツの両面で、横浜ににぎわいを創出していきたいという。

ただ、横浜市生まれ横浜育ち、横浜に暮らして約40年という筆者からすると、住まい探しをする上ではいくつか注意してほしい点がある。

1つは「坂の街」だという点。ドラマ『逃げ恥』でも分かるように、横浜は坂や階段が多い。見晴らしや景色はいいが、坂になれていないと「キツイ」と感じるはず。

2つめは、ドラマの舞台になるようなエリアは、横浜市中区・西区のごく一部。他エリアはたいていが住宅街なので、「おしゃれな街~」だと憧れを抱くと「思っていたのと違う」と思うに違いない。

3つめは、家賃相場/住宅相場はやや高め、ということ。特に人気エリアの横浜市中区、西区、東急東横線や東急田園都市線沿線の家賃相場は高めだ。そのため予算重視の住まい探しになると、少々苦戦するかもしれない。



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─情報元:SUUMOジャーナルサイト様─