2021年4月16日金曜日

紙が「業務効率を下げる」「業務量を増やす」と考える人は8割以上 その理由は?

 紙の書類で「業務効率が悪くなっている」「業務量が増えている」と考える人が約8割──ペーパーロジック株式会社(東京都品川区)の調査で、年度が切り替わる時期は、普段より忙しいと感じると答えた人事・総務・経理にその理由を尋ねたところ、このような結果が判明した。

photoただでさえ忙しい時期に、紙のせいで業務が煩雑に(画像はイメージ、写真提供:ゲッティイメージズ)

「紙」で効率低下、業務量増加の傾向

 具体的には、紙で業務効率が「非常に悪くなっていると感じる」人が28.5%、「少し悪くなっていると感じる」人が54.0%だった。紙で業務量が増えていると感じるかという問いには、28.5%が「非常に感じる」、52.4%が「少し感じる」と回答している。

photo82.5%が、紙で業務効率が下がると回答(出所:ペーパーロジック調査)
photo80.9%が、紙書類により、無駄な仕事が増えると回答(出所:ペーパーロジック調査)

 業務量を増やす紙書類では「入社関連書類」が60.8%でトップに。次いで「稟議書」54.9%、「契約書」47.1%の順に回答を集めた。自由回答には、紙書類は検索性が悪く管理場所の確保が大変であることを指摘する声のほか、「エコではないし、経費も無駄」という意見もあった。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/15/news098.html