2011年5月10日火曜日

風評に振り回されないための“3つのこと”

福島県産を買わないカゴメとデルモンテ、買うモスバーガー

風評被害の原因の2つは、「情報不足」と「想像力の欠如」

東京電力の福島第1原子力発電所の事故発生直後、首都圏では福島県産だけでなく、近隣県の農産品の販売も拒否するスーパーが現れた。いわゆる風評被害だ。

被害は農産品だけでなく、水産物にも及んだ。首都圏のある市場が、原発被災地からの入荷を拒否したというのだ。被災地を応援したい気持ちはあっても、目の前に突きつけられると避けて通ろうとしてしまう現実を思い知らされた。ニュースを聞いて、同じ水産業に従事する仲間同士なのに、苦しい時こそ助け合わなくてどうするのだと残念に感じた。だが、自分が同じ立場だったとしてウェルカムと笑顔で受け入れられたかと想像すると、人ごとではないような気がした。

告白するが、事故発生直後、我が家ではスーパーに並んでいた福島県および隣県産の農産品を買わなかった。放射線が規定以下であることを信じていないわけではないし、むしろ原発事故のニュースには大きな関心を持って毎日何度も見ている。専門家の話も聞いた。規定以下であると分かっていても、野菜の種類は多く選択肢がある。ホウレン草にビタミンAや鉄分が豊富なのは分かっているが、それぞれニンジンや大根で十分補える。今わざわざ福島県産のホウレン草を買わなくてもいいかなという気持ちが芽生えて、素通りしてしまっていた。

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─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─