次期首相候補も見えないのに、降ろしちゃって大丈夫?
経営のバトンをしっかりと渡せる企業だけが生き残れる——民間企業では常識だ。今日はこの話をしたいのだが、その前に気になることがある。この国は現在有事にあるにもかかわらず、後任のメドも立たない中で、トップが引きずり降ろされようとしている。
ここ最近、自民党の首相2人、民主党の首相1人が、わずか1年以内という短さで、任期半ばにして政権を放り出してしまった。偉そうなことを言ってトップになっておきながら、何たる体たらくと国民は怒り、あきれてしまった。彼らは歴史に残る無責任さで国民を裏切っておきながら、まだ政治家を続けている。それに比べたら、菅直人という首相は逃げなかった。
彼らの言動を目の前で見ていた者として、同じことだけはしたくなかったのだろう。その責任感は買いたい(というか、国のトップになる人なら、本来そんなことは当たり前であってほしい)。ただ現実は野党・自民党だけでなく、身内の民主党までもが引きずり降ろそうとしている。理由は口をそろえて「対応が遅い。菅さんではこの難局を乗り切れないから」と。
東日本大震災と東京電力・福島第1原子力発電所の事故発生から早や3カ月が過ぎた。復旧復興、そして事故収束へのスピード感は、阪神・淡路大震災と比べれば遅いのかもしれない。が、ほかの震災と単純に比較できるものだろうかとも思う。阪神・淡路と比べても、被災地域ははるかに広範囲で大規模であり、津波によるヘドロや塩害問題、大量のがれき、原発事故、風評被害までもが多重化している。
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─情報元:日経ビジネス オンラインサイト様─
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