2011年7月4日月曜日

2011年下半期の日本経済


気がついたら今日から2011年も下半期の始まりです。過ぎ去りし上半期は、なんとも長い6か月でした。誰も予測していなかった2つの事件、「中東における“アラブの春”と、極東における“3/11大震災”」は、おそらく後世の歴史年表に太字で記されることでしょう。意外性といい、世界経済への影響力といい、2つの事件が持つ意味はまことに重く、特にエネルギー問題において、2011年は大きな転換点となるかもしれません。

震災後直の日本経済は、ほとんど五里霧中の感がありました。それでもこうして年後半を迎える時期になると、予想以上の速さで回復していることが見えてきました。「時はすべてを癒す」「天災に売りなし」の法則が示されているようで、足下のデータを素直に読めば、絶えて久しく経験しい「V字回復」と呼んでも差し支えないでしょう。
もっとも下半期が安泰とも言い難い。海外経済には懸念があるし、何より国内政治が不甲斐ない。年後半に向けて、日本経済の現状をまとめてみました。

「V字回復」を感じる瞬間

今月の筆者は、広島(6/2、電機)、京都(6/9、地銀)、宇都宮(6/10、自動車部品)、沖縄(6/16、時事通信)、大阪(6/22、住宅メーカー)、横浜(6/28、横浜貿易協会)と都合6都市への出張の機会があった。行く先々で講演をして、景気について意見交換をしているのだが、総じて西日本の景況感は悪くなく、首都圏の悲観ムードとはかなりの落差がある。
福島から離れていて、節電もそれほど切羽詰っていないこともあり、「震災特需」を口にする経営者も少なくなかった。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5678636/
─情報元:BLOGOS(ブロゴス)サイト様─

日本経済の真実―ある日、この国は破産します