今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
なぜ、放射性物質は見えないのか?
なぜ、致死量の青酸カリは見えるのに、致死量のセシウムは見えないのか?
なぜ放射性物質は見えないのか? というと、“放射性物質はあまりに毒性が強いので、
見た人は死んでいる”ということです。このことは科学が取り扱う“数”が常識とはまったく
違うので、分かりにくいようです。そこで、「なぜ、見えないのか?」について少し根本的な
ことを説明しておきたいと思います。
普通の毒物は、どんなに毒性が強くても“グラム”で測ります。たとえば、青酸カリの致死量は
200ミリグラムですが、まれに“ピコグラム”が問題になることもあります。
でも、多くの化合物は1キログラムぐらいで、“原子の数”は、1兆個の1兆倍ぐらいあり、
“何個”とは数えられないほど多いのです。私たちが目に見える量は、1兆個の100万倍ぐらい
ですから、1ミリグラムぐらいまでは目で見ることができます。
私たちが普通の生活で、グラムとかモルという単位を使うのは、原子や分子、1つ1つを数えたら
あまりに数が大きくなって不便だからです。
武田邦彦はウソをついているのか?
一方、放射性物質は非常に激しい反応(毒性を示したり、観測できたりする)をするので、
普通の化合物を取り扱うときには“1兆個の1兆倍”を1キロとして数えるのに対して、
“1ベクレルは1秒間に1個の元素が崩壊したとき”というように1個1個を数えるというのが
すごいところです。
http://getnews.jp/archives/156886
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http://digi-6.com/archives/51790238.html
─情報元:デジログ!サイト様─