2012年2月27日月曜日

マスコミに登場する医者は名医――そう思っていませんか?


大往生したけりゃ医療とかかわるな(3):
「マスコミに登場する医者は名医だ」「医学博士は腕がいい」などと思っていないだろうか。そこで医療に対して、自分がどのくらい思い込んでいるのか、チェックしてみよう。

●外科の教授は手術がうまい

次の設問は、私が主宰し、16年目に入った「自分の死を考える集い」(以後「集い」と略す)の参加者に、10年程前に行ったものです。15問中※いくつ○印がつくか、やってみてほしいと思います。

※編集部注:本原稿では5問を掲載しております。(1)~(10)の設問をご覧になられる場合は、前回・前々回の記事をご確認ください。

治療に関する思い込み度テスト(信頼度テストともいう)

(11)入院するなら大病院、大学病院の方が安心できる
(12)外科の教授は手術がうまい
(13)マスコミに登場する医者は名医だ
(14)医学博士は腕がいい
(15)リハビリはすればするほど効果が出る

いくつ○がついたでしょうか。“奇人”“変人”の多い「集い」では、○印がゼロの参加者がかなりの数にのぼりました。流石(さすが)というべきでしょうか。

(11)入院するなら大病院、大学病院の方が安心できる

今、医療過誤が表沙汰になっているのは、大学病院に多い。今まで安心と思い込んでいたのが、実態はそうでもないのが明らかになった形です。ただ露見したのが多いだけで、他の病院は安心なのかというと、そういうことでもありません。

人間だから当然ミスはありうるという前提で、ヒヤリとした事例、ハッとした事例を現場から報告させ、それに対してどういう手立てを講じたかを公表する病院が現れました。

そんなにヒヤリとしたり、ハッとしたりすることの多い病院はかなわないと考えるか、それを評価するか、判断するのは患者です。


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http://news.livedoor.com/article/detail/6309106/
─情報元:Business Media 誠サイト様─