顔面や頭部などに特に外傷がないのに突然鼻血が出た―。こんなときは、出血している側の小鼻を指先で15分ほど強く圧迫し続けているとほとんど止まる。ただ、大量の出血でなく、少量の出血が続くようだと別の病気が原因のこともあるので早めに耳鼻咽喉科を受診するとよい。
9割は原因不明
鼻血の9割は原因がはっきりしない特発性鼻出血。出血するのは、鼻の入り口から1センチほど奥にあるキーゼルバッハ部位と呼ばれる場所だ。
やじま耳鼻咽喉科(埼玉県)の矢嶋裕徳院長は「この辺りは血管が密集しているので、爪などで血管を傷つけたり、鼻を強くかんだりして刺激すると血管が破れて出血するのです」と説明する。
出血したときは、慌てないでキーゼルバッハ部位を15~30分ほど強く圧迫していると鼻血は自然に止まる。このとき鼻の上の方を押さえるのでなく、必ず小鼻を押さえる。
鼻血が止まっても出血した場所が完全に治るまでには1~2週間ほどかかる。その間に鼻の中をいじってかさぶたをはがすとまた出血するので、絶対に触らないこと。
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─情報元:あなたの健康百科 by メディカルトリビューンサイト様─