職場でも責任ある立場となり、本来はバリバリ稼いでいるはずの40代サラリーマン。一方で住宅ローンや教育費、さらには介護費用などでカネのかかる時期でもある。ところがそんな40代の年収が右肩下がりで減少しているのだ。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、平成12年には520万円を超えていた40代後半の平均年収は22年には480万円程度に、同じく40代前半の平均年収は510万円超から470万円弱に減少している。率にすると40代後半はマイナス8%、40代前半ではマイナス9.5%にもなるのだ。同時期の20代前半の下落率はというとマイナス5%強。働き盛りで、その分給与の高い40代が給料カットのターゲットになっている構図がよく見える。
今回我々は年収が2割以上下がった人を対象にアンケートを行った。まずは収入が減った原因を聞いてみると、(1)給料カット(残業代、ボーナスのカットなど)、(2)会社都合による転職、(3)自営業の業績不振、(4)自己都合による転職、(5)独立して自営業に、といった理由が上位を占めた。転職や独立も含まれているが、「転職せざるを得なかった」、「リストラの末に独立したがうまくいかず……」など、やむにやまれず会社を離れた姿が浮かんでくる。
さらに年収が減って真っ先に減らした出費は?との問いには、(1)外出全般、(2)小遣い、(3)趣味、(4)食費、(5)貯金・保険、といった回答が寄せられた。ここからは、休日も家に引きこもって節約に励む、悲しい週末の過ごし方が見えてくる。
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─情報元:日刊SPA!サイト様─