多くの情報に接していると陥りがちな「なんとなく不安」。これが進行すると、度が過ぎた「リスクヘッジ」になる傾向があります。特に30代シングルは今後のライフプラン変化に対応できるよう、ケース別で具体的な資金計画を把握しておきましょう。
先日、30代前半独身男性で彼女がいないDさん(仮)から相談を受ける機会がありました。
「ほぼ毎日、新聞、テレビ、インターネットで年金制度や消費税増税に関する情報を見聞きすると、その不安に満ち満ちた内容にどうしても将来に希望が持てない心境なるんです……」とぼそり。Dさんの年収は350万円で、「仮に彼女がいた場合でも、相手が不安がって結婚に踏み切ることはできないんじゃないでしょうか」とも相談され、ぱっと見て好青年で何の悩みもないように見える彼にも世代特有の不安があるのかと、ひしひし感じました。
■Dさんの手取り収入
年収……350万円
月収……25万円
ボーナス……50万円
毎月の収入から会社の福利厚生制度である財形貯蓄、生命保険に加入し、ボーナスのほぼすべてを投資信託購入(年2回)にあてています。無駄な出費は非常に少なく感じました。驚いたのは、これら以外に分散投資を行い、緊急時の金融資産保全を目的として、純金積立を毎月1万円ずつ行っているとのこと。月あたり7万円程度を貯蓄と投資にあてており、「超」が付くくらいの「安全運転」を心がけています。私がDさんと同じ年齢の頃はバブルの余韻が残っていて、もっぱら消費に励んでいた記憶があります。うーん、隔世の感ですね……。
■Dさんの主な資産形成方法
財形貯蓄……月あたり2万円
純金積立……月あたり1万円
投資信託……月あたり4万円(年あたり48万円)
そのための処方箋として、将来の具体的生活設計を行うことを提案してみました。
Dさんは「現時点でそんなこと具体的に決定できないですよ。正直難しいです」とピシャリ。当然の反応かと思います。確かに難しいところですが、Dさんはいずれ1から6の順番で逐一選択を迫られることになります。今後どのようなライフスタイルになろうとも、将来の姿をおおよそのカタチにしておくと「漠然とした不安」が「具体的な不安」に変化し、「具体的な対策」への第一歩になっていくのです。本当に不思議なことなのですが、人はスケジュールが見えてくると(程度の差はありますが)安堵するものなのです。
...続きはこちら >>
http://allabout.co.jp/gm/gc/424473/
─情報元:All Aboutサイト様─
「なんとなく不安」な30代独身男性
現実を知り、20代の気楽さだけでは乗り切れないと実感する30代。将来設計はどうする?
「ほぼ毎日、新聞、テレビ、インターネットで年金制度や消費税増税に関する情報を見聞きすると、その不安に満ち満ちた内容にどうしても将来に希望が持てない心境なるんです……」とぼそり。Dさんの年収は350万円で、「仮に彼女がいた場合でも、相手が不安がって結婚に踏み切ることはできないんじゃないでしょうか」とも相談され、ぱっと見て好青年で何の悩みもないように見える彼にも世代特有の不安があるのかと、ひしひし感じました。
■Dさんの手取り収入
年収……350万円
月収……25万円
ボーナス……50万円
毎月の収入から会社の福利厚生制度である財形貯蓄、生命保険に加入し、ボーナスのほぼすべてを投資信託購入(年2回)にあてています。無駄な出費は非常に少なく感じました。驚いたのは、これら以外に分散投資を行い、緊急時の金融資産保全を目的として、純金積立を毎月1万円ずつ行っているとのこと。月あたり7万円程度を貯蓄と投資にあてており、「超」が付くくらいの「安全運転」を心がけています。私がDさんと同じ年齢の頃はバブルの余韻が残っていて、もっぱら消費に励んでいた記憶があります。うーん、隔世の感ですね……。
■Dさんの主な資産形成方法
財形貯蓄……月あたり2万円
純金積立……月あたり1万円
投資信託……月あたり4万円(年あたり48万円)
難しく感じても、将来の人生スケジュールを
私はDさんのような倹約的消費、保障、貯蓄、投資に関する「超安全思考」を否定するつもりは毛頭ありません。ただ、漠然と不安だけが先走りし、目的もなく貯蓄や投資にいそしみ、自身の生き方や今後の生活設計が消極的になり、人生そのものに影響を与えてしまうのではないかと危惧を覚えたのです。そのための処方箋として、将来の具体的生活設計を行うことを提案してみました。
- 結婚するか、しないのか
- 結婚した場合、共働きでいくのか、それとも自分自身の収入のみを前提とするのか
- 子どもをもうけるのか(何人もうけるのか)。その場合、教育資金をどのくらい想定するか
- 住宅を購入するか、賃貸住宅で一生過ごすのか。もしくは親の自宅を相続するのか
- 会社を退職した後の生活費は、毎月どのくらいあればいいか
- 自分が死ぬときに残った財産は、どのように処分するのか
Dさんは「現時点でそんなこと具体的に決定できないですよ。正直難しいです」とピシャリ。当然の反応かと思います。確かに難しいところですが、Dさんはいずれ1から6の順番で逐一選択を迫られることになります。今後どのようなライフスタイルになろうとも、将来の姿をおおよそのカタチにしておくと「漠然とした不安」が「具体的な不安」に変化し、「具体的な対策」への第一歩になっていくのです。本当に不思議なことなのですが、人はスケジュールが見えてくると(程度の差はありますが)安堵するものなのです。
...続きはこちら >>
http://allabout.co.jp/gm/gc/424473/
─情報元:All Aboutサイト様─