口臭はその人の印象を大きく変えてしまうだけでなく、人間関係そのものを損なわせてしまう恐れすらあります。また、口臭に関しては年齢、性別、職業関係なく、誰でも加害者になるリスクがあります。
しかし、自分で口臭をチェックしようと思っても、本人はその臭いに慣れてしまっているため、判別はなかなか簡単ではありません。そこで今回は、慣れてしまった嗅覚を頼るのではなく、“見た目”で口臭をチェックする方法をお教えしたいと思います。
■鏡の前に立ち、舌を出す
自分の口臭を調べたい場合は、まず鏡の前に立って舌を思い切り突き出してください。白いコケ状の付着物（舌苔：ぜったい）が舌の根元に確認できたとしたら、かなりの確率で口臭が発生しています。
舌苔は、食べ物のかすや口の中ではがれ落ちた粘膜です。舌の表面や凹凸のすき間にたまっている、いわば口の中の“ごみ”です。その“ごみ”を、口の中にいる嫌気性菌が分解したときに、口臭が発生するのです。
■最大の口臭対策は、舌の上の清掃
家庭用のごみから異臭が発生している場合、ごみそのものを除去すると思いますが、口の中も一緒です。舌の上にたまった食べかすをえさにして菌が臭気を発している場合は、舌の上を清掃してあげる必要があります。
対策は非常に簡単で、専用の歯ブラシ、なければ小児用の歯ブラシや目の粗いタオルを使って、優しく舌の付着物を取り除くだけです。舌の奥にブラシをあて手前に引くイメージです。歯ブラシを口の奥に突き込むと嘔吐の反応がありますが、息を止めるとその症状が軽減します。
付着物が取れたらブラシやタオルを水できれいに洗い流して、何度か同じ作業を繰り返します。力を入れすぎたり、1日に何回も清掃を行ったりすると、舌の粘膜を傷付ける恐れがあるので、朝起きた後に清掃をするだけで十分です。
自分の口臭は“鼻”を使ってもなかなか分かりませんが、“見た目”で分かれば自信を持って判断できます。まずは鏡の前に立って、口臭を目でチェックしてください。あなたの口臭危険度は一目瞭然です。
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─情報元：WooRis（ウーリス）サイト様─
