2014年1月22日水曜日

メールの文末表現「取り急ぎ用件まで」って何?


社会人になれば様々な方とメールのやりとりを行ないます。その際によく見かけるのが「取り急ぎ用件まで」という文末表現。この結びの言葉はなぜ使われるのでしょうか?教えて!gooには、この文末表現についてこんな質問がありました。

質問者さんは大学生なのですが、最近社会人の方が多く登録されているメーリングリストに参加し始めたそうです。その際に、多くの方が文末の結びの言葉に「取り急ぎ用件まで」という表現を使用していて疑問に思ったそうです。この様な表現はビジネスマナーにとって当たり前の表現なのですか?と質問しています。

■本来の形式ではつけない

これに対し、多くの方が本来のマナーではその様な表現はしないのでは?と回答しています。

「本来、手紙を出すときには、『拝啓』で始まり『敬具』で終わるなど、細かい礼節があります」(tky-nyさん)

「当り前のマナーではないと思います。文字通り、取り急ぎ用件だけ、知らせたいときに書くものだと思います」(water-cooledさん)

このように、本来はしっかりとした結びの言葉を使うべきですが、省略した形でメールの結びとしているという意見が多いようです。

■ではなぜ取り急ぎ~を使用するのか

「内容について詳細を検討していないので問題があるかもしれません。詳細についてはあとから連絡しますので概略だけ先に伝えます。といったエクスキューズが含まれていると思います」(water-cooledさん)

「『本当はちゃんと形式にのっとらないといけないけどごめんね~』的なかたちで使っています」(tky-nyさん)

「私の経験上『取り急ぎ○○まで』というのは、本当は資料としてまとめて出すべきものを雑多な生データの形で渡すとか、仕事上の『スルーパス』をするときに使われる傾向が多いです」(10ken16さん)

なるほど、この様な状況で使用するのが「取り急ぎ用件まで」という表現なのですね。
ZeusSeesSuezさんが、大学生である質問者さんに、「社会人に対しては、送らない方が無難」と伝えているように、この様な略語を使用する場合はあまり好ましくない状況もありそうですので、使用する際にはご注意を!

http://news.livedoor.com/article/detail/8445876/
─情報元:教えて!ウォッチャーサイト様─