2014年1月17日金曜日

進むネットマーケティングの自動化

■小規模スタートアップ企業に注目

 ビジネスの世界に身を置く人ならばだれでも、マーケティングの担当者として、または消費者のひとりとして「マーケティング・オートメーション(マーケティングの自動化)」のプロセスに参加している。ネットマーケティング自体が特に日本では新しい領域であるため、マーケティングの自動化に関わる企業について知っているのは、ツールを実際に利用展開している人たちに限られる。しかし、本当はインターネット上の消費者のほとんどが、知らない間に、企業のマーケティング自動化に取り込まれているのだ。

 潜在的な顧客の属性や行動に合わせて担当者がシナリオを描き、あとはシステムに任せて効率化を狙うマーケティング・オートメーション。あらゆる種類や段階におけるネットマーケティングを、いずれも自動化することが可能だ。それを実現しているのが数多くの小規模スタートアップ企業で、彼らが世に送り出す新しいツールやサービスが注目されている。

◆ハブスポットの出番
 まず、コンテンツマーケティングを例にとってみてみよう。これは、消費者自身にウェブ上で見つけてもらうことを目的にしたマーケティングという意味でインバウンド・マーケティングとも呼ばれる。コンテンツを作成し、自社のサイトへの訪問者を増やし、それによって最終的に売り上げにつなげていくというプロセスだ。ウェブ上に新しいコンテンツを掲載するとサーチエンジンからのトラフィックを集められ、フェイスブックやリンクトインといったソーシャルメディア用にコンテンツを作成すればそこからも訪問者を獲得できる。長い目で見れば、サイトや他のチャネルにコンテンツを送り出す、このシーディング(種まき)から自社の商取引ポータルに人を呼び込むプロセスが最も安価なマーケティング手法である。しかし、短期的にはコンテンツを生みだすというのは時間のかかる作業だ。

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http://www.sankeibiz.jp/business/news/140114/bsj1401140500000-n1.htm
─情報元:SankeiBiz(サンケイビズ)サイト様─