2014年5月16日金曜日

自分の体にアニメキャラ!?ネットで話題の『痛トゥー』彫り師に会いに行って来た

 つい先日、日本人の体にアニメキャラを彫った「痛トゥー」とも「ヲタトゥー」とも呼ばれる、タトゥーの写真が記者のTwitterタイムライン上に流れ流れてやってきた。
ほだかさんTwitter(@hodaka0312)より
 タトゥー=入れ墨といえば、江戸時代に罪人の体に罰として彫られた歴史があり、日本人にはいまだアウトローな印象で感じる人が多い。
しかし海外ではアートジャンルとして確立しており、日本人が考える印象とは全く別の考えで「自分の個性」として捉える人の方が多い。また、入れる人も普通のサラリーマンからハリウッドセレブまでと様々。
最近では、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、子供の名前を背中に彫っているのをニュースで見かけた人も多いのではないだろうか。
 その進化形として海外では、体に好きなアニメのキャラクターを彫る人が昔から少なからずおり、最近日本でもそうした写真がネットを通じ出回るなど徐々に認知度は高まりつつある。
しかし、出回る写真はいずれも海外のものばかりで、今回のように日本人に彫られた「痛トゥー」の写真が出回るのは珍しい。また聞けば、国内で彫られたものだという。
 折角なのでと今回、そのTwitterの投稿主にアポイントを取り、幸運なことにタトゥーを入れた彫り師の方と一緒に取材させていただくことができた。
本稿では、日本にはまだなじみの浅い「痛トゥー」という文化について、ほんの少しだけ、そしてディープに紹介してみたいと思う。

 今回取材に協力いただいたのは、神奈川県横浜市にスタジオを置く『Diablo Art』のAkiさんと、Twitter投稿主、ほだかさん(@hodaka0312)
二人は数年来のつきあいとかで、取材の翌週に大阪で行われる『ヲタトゥーナイト』(チケット完売済)にはチームで参加するほどのつきあいだそうだ。当日ほだかさんの体には、アニメ『ガールズ&パンツァー』の武部沙織を彫る予定とのこと。
Diablo-Art待合室
Diablo-Art待合室Diablo-Art待合室
 スタジオに到着し、真っ先に通されたのが待合室。
「ここはヲタ部屋か!」という位、フュギュアやアニメグッズが所狭しと並べられていた。
大半はAkiさん自身が集めたそうだが、最近では「痛トゥー」をしに来るお客さんがあれやこれやと置いていくため、気づけばこんな状態に……そして現在も着々と増殖中とのこと。
 ちなみにAkiさん。仕事上だけのつきあいでヲタク文化に接しているわけではなく、子供の頃気づけば既にヲタクだったそうだ。しかし、中学に上がる頃には周囲に不良な人が多くなり、雰囲気的に隠さないといけない状況に追い込まれたそうだが、28を過ぎたあたりで再びオープンに。
今では彫り師の腕とヲタク趣味を生かし、毎月2~3人に「痛トゥー」を施すまでになっている。(ほだかさんによると、他のスタジオでは「痛トゥー」の依頼は年に1回か2回程度らしいので、この基準は普通に比べかなり多いとの話。)
なお、Akiさんが次に彫ってみたい「痛トゥー」の題材は、ゲーム『アマガミ』の森島先輩。今期一押しのアニメは『極黒のブリュンヒルデ』との話だ。


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http://otakei.otakuma.net/archives/2014051302.html
─情報元:おたくま経済新聞サイト様─