「ネオヒルズ族」を自称し、派手な私生活をテレビなどで公開していた若手経営者の与沢翼氏(31)が自身のブログで“破綻寸前”であることを告白して物議を醸している。昨年6月の本紙インタビューでは「10年でホリエモンを抜く」と豪語していたが、資金繰りに窮し、自慢の愛車も売り払ってしまったという。一体、何があったのか。
─情報元:ZAKZAK(夕刊フジ)サイト様─
与沢氏のオフィシャルブログに「与沢翼からご報告します」と題された文章がアップされたのは先週26日。「誠に愚かすぎて、弁明の余地もない状況」と前置きした上で、つづられていたのは同氏が置かれた窮状だった。
ブログによると、与沢氏が経営する「フリー・エージェント・スタイル・ホールディングス(FASH)」の法人税と住民税、事業税の支払いのために、会社の資金がショート。このため、「フェラーリ、ロールスロイス、ベントレー3台を売却し、住宅なども全て解約」したというのだ。
30日には東京・六本木に構えたオフィスを退去し、西新宿の新オフィスで再建を図るとしている。
昨年6月の本紙のインタビューでは、3億円の札束を積み上げて写真撮影に応じるなど、自らの財力をこれでもかと見せつけていた。
だが、ブログではそうした“金持ちアピール”が「ビジネスモデルやメディアでの演出」だったとし、「お金持ちを演じることを期待されているのに、もはやお金がない」と懺悔している。
約1年前の取材でも破綻の兆候は現れていた。
メディアに再三紹介された家政婦付きの自宅や高級マンションはいずれも「賃貸物件」(与沢氏の関係者)。「3年以内に日本人全員が与沢翼を知っている状況を作る」「年商300億円を目指す」と景気のいい話を連発していたが、はっきりした年収を明かすことはなく、着ていたスーツは裾が擦り切れていた。
事情に詳しい関係者は「与沢氏らは、自分で編み出したビジネス必勝法などを情報商材としてインターネットで売っていた。盛んに金持ちアピールをしていたのは、彼ら自身が広告塔だったから。いまや顧客をつなぎ止めておくための『見せ金』もなくなったのでしょう」と話す。
取材時には、売りに出したという英国車「ロールスロイス・ファントム」を披露した与沢氏だが、先のブログで「これまで絶対に正しいと考えていた価値観が雪崩のように崩壊していきました」とも明かしている。10年でホリエモンどころか取材から10カ月で窮地に。再建はあるか。
http://news.livedoor.com/article/detail/8789161/─情報元:ZAKZAK(夕刊フジ)サイト様─