2014年7月14日月曜日

“号泣県議”のブログに「超大物が応援コメント」の怪

世界中が注目する号泣県議こと兵庫県議会の野々村竜太郎議員(47=無所属)が久しぶりに各会派の代表者会議に参加するために姿を見せたが、議会事務局の“手助け”により、マスコミの追及から逃れた。その野々村氏のブログは応援コメントばかり。超がつくほどの“大物”のコメントが付く、その裏とは。

 野々村氏は7日に約1か月ぶりにブログを更新した。タイトルは「取材自粛申し入れについて」。その内容は「議員活動は勿論日常生活にも支障が生じ、人権侵害や居住権侵害等不法行為に当たるような電話、自宅やその周辺まで押しかけての取材等私に対する一切の活動を自粛するよう強く申し入れます」というもの。不自然な政務活動費の説明や謝罪でもなく、自身への取材を自粛するようにマスコミに要請する記述だった。

 まさに自己保身の塊のような内容で県民の一人は「謝る気が全く感じられない」と激怒し、炎上すること間違いなしと思われたが、コメントはなぜか応援ばかりだった。

 応援コメントを寄せるメンバーがすごいことになっている。“偽ベートーベン”の佐村河内守氏(50)や、STAP細胞の理化学研究所・小保方晴子氏(30)、遠隔操作メールの片山祐輔被告(32)、歌手のASKA被告(56)、セクハラヤジ被害の塩村文夏都議(36)と上半期の話題の中心となった人々が「野々村さん、お互い頑張りましょう」などとコメントを残しているのだ。

 さらに驚きなのはサッカーW杯ブラジル大会でブラジル代表FWネイマール(22)を骨折させ、犯罪組織から命を狙われているとされるコロンビア代表DFスニガ(28)から「先生、頑張ってください。私も頑張ります。コロンビアより」と激励コメントも届いていた。他にも野々村氏の高校の後輩の橋下徹大阪市長(45)や猪瀬直樹前都知事(67)や、ウルグアイのかみつきFWスアレス(27)からも応援が寄せられていた。その状況は通常とは違った形の炎上騒ぎになっている。

 野々村氏に対してはテレビやラジオでお笑いタレントの明石家さんま(59)が「オレよりおもろい」とベタ褒めしたり、歌手の和田アキ子(64)が「大好き」と語っている。しかし、もちろんブログコメントに登場する全員がニセモノなのは言うまでもない。では、なぜこのような事態になったのか。それは野々村氏のブログの設定にあった。

 ネット事情通は「おそらく野々村氏はコメントを承認制にしており、批判的なコメントを全てブロックした。今回の騒動でも『クズ』『金返せ』などを完全に拒否されたことが分かり、それを面白がったネット世界の人たちが『どこまでいけるか』を競い合った結果、褒めるコメントを装ったイタズラばっかりになった」と指摘する。

 褒めるコメントの中には野々村氏をイジっている掲示板へのリンクを貼り付けているものもあった。「中には本当に擁護する気持ちで書いた人もいるかもしれないが、コラ画像や、おちょくったイラストも作られるなど野々村氏は完全にネットのおもちゃになっている」(同事情通)。今後もネットで注目を浴び続けるのは間違いない。

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/287761/

─情報元:東京スポーツ新聞社サイト様─