2014年11月4日火曜日

ガス自殺中止もタバコ吸い爆発、部屋の換気始めてすぐ火付ける。


密閉された空間で可燃性の気体濃度が一定条件に達すると、ちょっとした火でも爆発を引き起こすことになるが、中国では“ガス自殺”を途中であきらめたカップルが部屋にガスが充満していることを忘れてタバコに火をつけてしまい、爆発。重傷を負う出来事があった。先日、この一件の裁判が開かれ、爆発のきっかけを作った男性には懲役1年、執行猶予1年の判決が下されたという。

中国メディア紅網などによると、爆発が発生したのは2013年6月28日のこと。その日の晩、湖南省湘潭市で暮らす楊普(仮名)は彼女と家で大ゲンカ。2人は先の見えない現実に嫌気がさし、「もう一緒に死のう」との流れになった。

死に方として、2人は“ガス自殺”を選択。キッチンからガスボンベを寝室に運び込み、窓や扉を閉め、そして最後にガス栓を明けた。寝室はすぐにガスが充満したが、時間が経つにつれて2人の間に後悔の念が沸いてきたという。そして、そうこうしているうちに「自殺なんてバカらしい」との雰囲気になり、結局はガス栓を締め、自殺を思いとどまることになったそうだ。

これで一件落着――となるハズだったが、その先に待ち受けていたのは、やはり悲惨な結末だった。“ガス自殺”の中止が決まると、彼女はすぐに窓を開けて換気。この状況に安堵してしまったのか、緊張感のなくなった楊が愚かな行為に出てしまう。まだガスが充満していることをすっかり忘れ、タバコに火を点けてしまったのだ。

そして爆音とともに室内で爆発。2人は重傷を負うことになった。

先日行われた裁判では、爆発の直接の原因を作った楊には懲役1年、執行猶予1年の判決。また、重傷を負った女性に対して、楊は医療費や賠償金を含め15万元(約265万円)以上を支払うことになったという。 


http://narinari.com/Nd/20141028551.html
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