2014年12月26日金曜日

最近、心が落ちている……。もしかして“うつ”? あてはまる9つの症状

■うつ病を決定づける9つの症状
最近、「うつ病」を患う人が増加傾向にあり、日本では、100人に3~7人がうつ病を経験しています。「うつ」の症状としては、眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった症状が代表的です。医学的には、「抑うつ症状(うつ状態)」と「うつ病」は分けて考えます。典型的な抑うつ症状としては、以下の9つが挙げられます。
1 抑うつ気分(気分が落ち込むこと)
2 興味・喜び感の喪失(これまで好きだったことにも興味がなくなり、楽しめなくなること)
3 食欲減退または増加
4 不眠または過眠
5 精神運動抑制または焦燥(行動の変化やあせり)
6 易疲労(いひろう)または気力減退
7 無価値感または罪責感(自分は価値のない人間だと思ったり、自分に罪があると考えて責めてしまったりすること)
8 思考力・集中力減退
9 希死・自殺念慮(死にたいと思うこと)
これらのうち2または2に加えて4つ以上が「ほとんど1日中、ほとんど毎日、2週間以上」あると「うつ病」と診断されます。
■うつを引き起こす、さまざまな要因
一般的に、うつ病の原因は精神的なストレスが重なることだと認識されていますね。もちろん、精神的なストレスが主な原因と考えてよいのですが、同じ精神的ストレスを受けてもうつ病になる人とならない人がいるように、遺伝的な性格も発症には大きくかかわっていると考えられています。その他、過度の疲労などの身体的ストレスや、更年期の女性ホルモンバランスの変化などもうつ病の原因になります。こういったさまざまな原因が重なると、脳の機能障害が起きてしまい、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまうようになります。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
■日照時間も関連!? 気分が落ちやすいときは積極的に日光浴
また、日照時間も関係していると言われています。うつ病は、冬季に発症しやすいことや、北海道・東北・北陸地方など日本海側の地域で発症しやすいことが知られています。「うつ病」にならないためには、「抑うつ」の段階で予防しておくことが大事です。まずは精神的・身体的なストレスをためすぎないこと。自分で注意することはもちろんですが、がんばりすぎてしまう人は自覚がないことがほとんどです。そのため、もしまわりにがんばりすぎてしまっている人がいたら、ちょっと気を付けて見ていてあげましょう。また、「最近気分が沈むなあ……」と思ったら、少し早起きをして、しっかり朝日を浴びて、軽く体を動かすといいでしょう。
■まとめ
それでも「うつ病」になってしまったら、薬物治療や認知行動療法が効果的です。早めに治療をはじめるほど、回復も早いといわれていますので、無理せず早めに専門機関に相談すること、そしてゆっくり休養を取ることを心がけましょう。


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http://news.livedoor.com/article/detail/9600740/
─情報元: Peachyサイト様─