20日、全豪オープン1回戦を快勝した錦織圭(25)。22日に予定されている2回戦の相手は世界ランク86位のイバン・ドディグ(30=クロアチア)に決まった。4大大会で4回戦進出がベストという成績なので、3年前は世界ランク9位だった初戦のアルマグロ(29=スペイン)に比べれば比較的楽な相手といえよう。
錦織がドディグに勝って順当に4回戦ぐらいまで勝ち進めば、現実味を増すのが「世界ランク4位」だ。
現在錦織の世界ランキングは5位。同4位のスタン・ワウリンカ(29=スイス)とは300ポイント以上の差があるものの、ワウリンカは今大会連覇しなければ、ポイントを減らすことになる。昨年の全豪オープン優勝で獲得した2000ポイントが失効、今大会準優勝で1200ポイントを獲得しても、800ポイント失う計算だ。
ワウリンカは順当に勝ち進めば、準々決勝で錦織と当たる。昨年大会4回戦で敗退の錦織は、ワウリンカを撃破して4強に進めば540ポイント上積みできる。こうなれば錦織は大会後、4位に浮上する可能性が高い。
■「世界4位」ならツアー優勝も増える
プロテニス界では5位と4位の差は天と地ほども違う。ランク5位は4大大会でシードされても、ベスト8(準々決勝)までには自己ランク以上の選手との対戦が必ずある。それが4位になれば、ランク1位から3位選手との対戦はベスト4(準決勝)になってからだ。
同時に、通常のツアー戦でもランキング上位者が出場したい試合を選ぶため、錦織は希望に沿った出場試合を組める。
さらに言えば、4大大会以外は1位から4位の選手が同一試合に出場するケースは限られる。ATP(男子プロテニス協会)がツアー全体を盛り上げるため、上位選手の出場する試合を振り分けるためだ。錦織が世界ランク4位になれば、現在1位のジョコビッチ(27=セルビア)、2位のフェデラー(33=スイス)、3位のナダル(28=スペイン)という強豪との対戦はかなり減る。ツアーでの優勝回数も昨季(4勝)より増えるはずだ。
優勝回数が増えれば高いポイントがその都度、加算される。ランキング上位陣に順位の変動が少ないのはこうした事情もある。
世界5位と4位は「1差以上」の価値があるのだ。
...詳しい情報・続きはこちら >>
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/156551
─情報元:日刊ゲンダイサイト様─
錦織がドディグに勝って順当に4回戦ぐらいまで勝ち進めば、現実味を増すのが「世界ランク4位」だ。
現在錦織の世界ランキングは5位。同4位のスタン・ワウリンカ(29=スイス)とは300ポイント以上の差があるものの、ワウリンカは今大会連覇しなければ、ポイントを減らすことになる。昨年の全豪オープン優勝で獲得した2000ポイントが失効、今大会準優勝で1200ポイントを獲得しても、800ポイント失う計算だ。
ワウリンカは順当に勝ち進めば、準々決勝で錦織と当たる。昨年大会4回戦で敗退の錦織は、ワウリンカを撃破して4強に進めば540ポイント上積みできる。こうなれば錦織は大会後、4位に浮上する可能性が高い。
■「世界4位」ならツアー優勝も増える
プロテニス界では5位と4位の差は天と地ほども違う。ランク5位は4大大会でシードされても、ベスト8(準々決勝)までには自己ランク以上の選手との対戦が必ずある。それが4位になれば、ランク1位から3位選手との対戦はベスト4(準決勝)になってからだ。
同時に、通常のツアー戦でもランキング上位者が出場したい試合を選ぶため、錦織は希望に沿った出場試合を組める。
さらに言えば、4大大会以外は1位から4位の選手が同一試合に出場するケースは限られる。ATP(男子プロテニス協会)がツアー全体を盛り上げるため、上位選手の出場する試合を振り分けるためだ。錦織が世界ランク4位になれば、現在1位のジョコビッチ(27=セルビア)、2位のフェデラー(33=スイス)、3位のナダル(28=スペイン)という強豪との対戦はかなり減る。ツアーでの優勝回数も昨季(4勝)より増えるはずだ。
優勝回数が増えれば高いポイントがその都度、加算される。ランキング上位陣に順位の変動が少ないのはこうした事情もある。
世界5位と4位は「1差以上」の価値があるのだ。
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─情報元:日刊ゲンダイサイト様─