2015年1月8日木曜日

「ゲッツ!」から12年…ダンディ坂野がたどり着いた“境地”

 同じ事務所の小島よしおから「ネタの話よりも投資信託の話に熱心」と暴露されて話題のダンディ坂野。前回のひつじ年は「ゲッツ!」が大ブレークした03年。干支が一回りした「究極の一発屋」が15年に「ゲッツ!」したいものとは--。

 小島のおかげで、最近その絡みの取材が本当に増えました(笑い)。「ラジオNIKKEI」からも出演依頼が来ました。

 まず、株を始めたのは22歳の頃。松本亨さんという経済評論家が監修した株のゲームがきっかけです。例えば「今年は冷夏の予報が出てエアコンの売れ行きが悪いからこの株が買い」とか、架空の情報で株が変動するゲームで、あっという間に億万長者になる。

 それを夢見て、湾岸戦争で石油が上がるというんで、1株200円くらいの鉱山株を20万円分くらい買いました。

しばらくしてそれを売って、その後、05年ごろに「中国がバブルになっている」と聞いて建設機械メーカーの株を始めました。でも、パソコンに張り付いてネットで日足とか平均線で値動きを見るわけにもいかず、ほったらかしになるから投資信託を始めたんです。

「銀行の方と相談して2口持ってて……」なんてことを楽屋で小島に言ったらあんなニュースに。他の詳しい方に比べたら僕なんて全然詳しくない。今は全部現金に換えて「手じまい」してます。

 お金の話題で「天国と地獄を言ってください」とよく言われるけど、僕の場合、それほど天国も地獄も味わってないんです。東京界隈では「消えた」なんて言われていたときの方が地方では仕事があったり、ブレークしていた時期には行けなかった営業に行けるようになって、収入はむしろ多かったかもしれません。急に税金が増えて、「予定納税」なんて聞き慣れないものもしました。

■“1発目”を超えられないならそれを磨く

 仕事が減ってからも「2発目を作らなきゃ」という焦りはなかった。やるべきことをやっていればいい、できもしない不得意科目を無理にやっても仕方ないと思っていました。やるなら1発目を超えないといけないけど、超えられないなら1発目を磨く。こうみえてストイックなんです。だから、僕は与えられたことをやればいい。「向上心ないですね」なんて言われるけど、それでいい。

 仕事のペースは今が一番。毎日休みなくというのもいいけど、ベストは週3~4。そのぺースを2015年も維持していきたい。

 子供は「アイドルになって『なでしこジャパン』に入りたい」と言っているけど、僕はできればプロゴルファーにしたいので、“黄色い父ちゃん”頑張ろうかなと。投資も仕事も「現状維持」でいきます。


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─情報元:日刊ゲンダイサイト様─