昨年より日本では、中国から上空の偏西風に乗って流れてくるPM2.5に対する大気汚染について関心が集まり、メディアでも多く取り扱われています。
PM2.5は「Particulate Matter」の略で、直径2.5マイクロ(マイクロは100万分の1)の非常に小さな個体や液体の粒子状物質のことです。
この用語は大気汚染物質として扱われる言葉で、主に燃料による煤塵、黄砂のような飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現場で生じる粉塵等が含まれます。
このPM2.5の発生原因については色々と言われていますが、そのうちのいくつかを挙げてみましょう。
中国国内でとれる安価な石炭の利用
経済が急激に成長している中国では未だ石炭に依存しており、石炭火力発電所が存在します。石炭を燃やした時に環境に悪い硫黄酸化物が発生します。
十分な環境設備を持たないまま、中国国内でとれる安い石炭を燃やしていることが主な原因であると考えられます。また、その安い石炭を加工して作った練炭を燃料として冬場の暖房として家庭で使用していることも空気汚染に拍車をかけています。
この練炭は価格を抑えるため、非常に質が悪くなっています。以前日本が中国に練炭の質を向上させるために技術提供したこともありましたが、結局コストの面で採用されず、普及しなかったとのことです。
中国は石油、天然ガスが自国で賄いきれず、輸入依存度が高まってきているのですが、中国経済で優先されている低コスト意識のため、燃料は安価である石炭の使用を進めていると考えられます。
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